でいりいおくじょのBLOG

2020.09.27

今年はサンマが食べられないかもです

サンマが記録的な不漁で

取引価格が、過去最高基準になるそう。

 

どれくらい不漁かというと

漁獲量がものすごく少なくなった去年の18%しか取れてないそうなんです。

大変な事です。

 

サンマが獲れなくなっているという話は

ここ数年ずーっと言われていて

今年はサンマを食べられるんだろうか…というのを

毎年毎年、この時期に心配していました。

 

けれど、実は、正直、

間違った認識をしておりまして

 

サンマが日本の海域に入ってくる前に、

他の国の漁船が根こそぎとってしまうから、日本の漁獲高が減っているのだと思っていたんです。

 

ところが、実際はそうではなく

気候変動により、海水温が上昇していることが大きな要因としてあるようで

 

今日、さかなクンがニュースで語っておられたのは

なんでもサンマって、10~15度よりも海水温が高くなると

もっと温度の低いところを求めて、泳ぐルートを変えてしまうので

結果、日本の近海から姿を消してしまうんですって。

 

その証拠に、

もともと沖縄近海で獲れていたグルクンという魚がいるんですが

(丸ごとから揚げにして食べるのがおいしい魚で、沖縄ではすごくポピュラーな魚です)

そのグルクンが、今は千葉の近海を泳いでいるそうなんです。

沖縄の魚が千葉で泳いでいる!!??

どれだけ海水温が高くなっているか、それだけ見てもわかります。

 

そうなると、サンマにはどうかんがえても

海水温は高すぎるので泳いでいるわけがありません。

 

さかなクンは、今魚がどれくらいいるのかという調査と

それに基づいた、保護と計画的な漁獲という事をおっしゃっていて

本当に、それをきちんとしていただくことを願います。

 

でも、その一方で、

海のことは海の方たちに任せて

私たちは、ただありがたくいただくだけでいいのか

という事も思います。

 

そもそも、海水温が上昇している原因は

二酸化炭素を大量に排出などによる、近代化の弊害ですから

これは、決して他人事ではないという事も、

改めて思いました。

 

脱プラが叫ばれていますが

地球環境について、一人ひとりが自分にも責任があるという事を

考える時がきているなあと、あらためて思いました。

 

1人1人ができることは、本当に小さなことかもしれませんが

それでも、今、地球環境を自分の事として考えるところから

ます、始めてみる必要があると思っています。

 

サンマは、その警笛を鳴らしてくれているようにも思えるのです。

 

2020年9月26日トラ

省エネモード・・。

コメント

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「送信」ボタンを押してください。

PageTop