でいりいおくじょのBLOG

2020.12.22

映画日記「ジーザス・クライスト=スーパースター」

先日読んでいた伊藤比呂美さんの本の中に

「ジーザス・クライスト・スーパースター」の話が出てきて

あまりのなつかしさに、思わず見てしまいました。

 

「ジーザス・クライスト=スーパースター」

 

実は、私大学生の時に

劇団四季の舞台を見に行って、めちゃめちゃハマって

数回見に行きました。

 

数回見たうちの何回かは、

もしかしたら、映画だったのかもしれませんが

その辺、記憶があやふやです。

 

物語は、タイトル通りイエスキリストの話で

いろんな奇跡を起こしたキリストが

民衆から絶大な支持を受け、ローマ教皇も脅かすほどの存在になり

弟子のユダの裏切りに会って処刑される

・・・という、有名なストーリーです。

 

実は「ジーザス・クライスト・スーパースター」の映画は

1973年版、2000年版、2013年版があります。

 

そんなにたくさん、リメイクされ続けているというだけでも

すごいことです。

 

私の場合、懐かしさも加わり

1973年版と、2013年版二つも見てしまいました。

年末のこの忙しい時に、何やってんだか、私。

 

1973年版のは、

古代ギリシャローマは、こういうところであったに違いない

みたいな場所に

若者たちがバスでやってきて、

そこから、それぞれの役の衣装に着替えるところから始まり

その場所で、ジーザス・クライスト=スーパースターを演じるという設定です。

 

ミュージカルなので、歌とダンスのみの構成です。

 

2013年の方は、劇場で演じているものを映画にしたような構成です。

 

歌はほぼ、同じですが

舞台が変わると、また違った感じになり

それぞれ、面白いです。

 

民衆にあがめられて、スーパースターになっていくイエスキリスト

多くの人が、彼の言葉を信じ、従う

 

そうして、彼にすがり、

助けてくれ、助けてくれと助けをこう。

 

けれど、結局

イエスキリストには、全員を助ける力はないのです。

 

権力やお金に対する欲望や

病気や老い、

ねたみ、ひがみ、嫉妬、

 

生きるという事は

そういうものからは、どうやっても逃れることはできず

 

その苦しみから逃れられないのは

キリストもまた同じで

彼もまた、もがき苦しみ、最後は神の声に従い、処刑されるのです。

 

イエスキリストは、神の子なのか、ただの人間なのか

その答えは、見る人にゆだねられます。

 

その辺の、宗教的な話も、いろいろ考えだすと深いんだけれど

 

そういう宗教的な事に興味がなくても

この映画は、とにかく楽しめます。

 

ミュージカルなので

音楽と踊りが素晴らしいのです。

 

音楽、歌、踊り

どれも、全部感動します。

めちゃめちゃ完成度が高く、何回見ても見飽きません。

 

伊藤比呂美さんも、全部見たと書いておられましたが

私も2000年版のを、見たいです。

 

それくらい、いいです。

 

丁度クリスマスも近いので

これは、絶対におすすめです。

 

2020年12月21日ジーザス

コメント

  1. まりママ より:

    劇団四季のそのころのは鹿賀丈史さんがジーザスクライストですよね?
    当時高校生で、見に行く勇気(お金?)がなくチラシだけ見てました
    過去に戻って観てみたい~

    1. 奥薗壽子 より:

      大学生の頃、お芝居をやってまして
      芝居を見まくっていたんです(バイト代のほとんどをつぎ込んでた)
      ジーザスクライストスーパースターは、特に世界観にやられて、ハマりました。
      久しぶりに見ましたが、やっぱり感動しました。

  2. ママデューク より:

    キリストの誕生日のクリスマスのシーズンにキリストのミュージカル観るのもいいかなと思い、1973年版をアマゾンプライムで観ました🎞
    エルサレムの猥雑な市場でキリストが歌いながら大暴れし、暴れ終わった後に鳥が一羽飛んでるショットを撮るシーン、病んでる人、苦しんでる人、貧しい人達がキリストに救って貰おうと這いずりながらキリストの所にぞろぞろ集まってくるシーン、半裸パーマの男(調べたらヘロデ王みたいでした)とその仲間達のインパクトのあるサイケデリックな歌と踊り、そしてムチ打たれ、十字架を自分で担いでゴルゴダの丘に運び、十字架に磔になるキリストのシーンなんかが印象に残りました。
    ユダ役の俳優さんとマリア役の俳優さんの歌も上手いなぁと思いました。
    宗教が題材なのでもっと荘厳な感じかと思ったらかなりポップな感じだったのも驚きでした。
    キリストの聖書のエピソードはほとんど知らなかったけど楽しめたし、こんなポップな感じから宗教に触れるのもありなんだなぁと思いました。クリスマスにキリストのエピソードに触れ、ある意味「チョット深いクリスマス気分」が味わえました。ありがとうございます🙇‍♂️
    今年はクリスマス映画の古典「素晴らしき哉人生」「三十四丁目の奇蹟」を観てクリスマス気分を高め、この作品を今日観て、最後にブックオフで500円で買った「ラブアクチュアリー」を明日観なおして、クリスマス気分を満喫しようと思っています🎅🤶メリークリスマス🎄それでは失礼致します🙇‍♂️サヨナラ・サヨナラ・サヨナラ👋足立区一のお調子者f@

    1. 奥薗壽子 より:

      わーーっ!!
      みてくださったのですね、うれしい。
      キリストの話ではありますが、こんな世界観で描かれると、ただただわ~~~って思ってしまいます。
      楽しんでもらったみたいで、本当にうれしいです。
      「素晴らしきかな人生」「三十四丁目の奇跡」見てみます。
      楽しみ♪

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