家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
毎月29日は肉の日だそうですね。
だから、というわけでもないのですが
昨夜は久しぶりにすき焼きにしてみました。
すき焼き!って、書きましたが
そんな上等な肉でもないので
卓上でグツグツやりながら食べるって感じじゃなく
もう、台所で全部仕上げて食卓に持っていくような
すき煮ってやつです。
関東のすき焼きは割り下を使って作るそうですが
私はやっぱり関西風のやり方で。
鍋を熱くしたところに牛肉を入れて
お肉がまだ赤いうちに、砂糖と醤油を結構たっぷり入れます。
で、砂糖と醤油をからませながらお肉に火を通す。
砂糖と醤油の絡まった甘辛い香りとお肉の油の香り
これがまあ、なんともいえずいいのですよ。
ここでちょっとつまみ食い
この段階で食べる肉は、多分一番美味しい!!
作る人の特権、ふふふ。
醤油と砂糖が絡まった肉がグツグツなってきたら
後はその上にたっぷりのネギをのせ
それから、ここでザクきりのトマトもいれる!!
これぞ、私がハマっているトマトすき焼き!!
つまりですね、出しとか水とか加えずに
トマトの水分で煮るんです。
後は鍋の淵に
豆腐とかきのことか、糸こんにゃくとかいれて
蓋をして蒸し煮。
5分くらいグツグツして
いい感じに野菜から水が出てきた所で
忘れてはいけないのがお麩!!
美味しい旨みを吸ってくれるので、
すき焼きの影の主役といってもいいです、お麩って。
蒸し煮をしたことで、トマトの水分はもちろん
ねぎやきのこからも美味しい甘味がたっぷり出ているので
お麩は時間差で入れるのがいいですね。
美味しいおだしを一気に吸って
もしかしたら、肉より美味しいかも、と思ってしまう。
で、味を見て醤油、味醂などを加えて
もう一度蒸し煮。
火から下ろす直前にザクきりの三つ葉などバサッと乗せたら
これで出来上がり。
おおーっ、
安いお肉でも、ごちそうですね~。
鍋いっぱい作ったのに
あっという間に完食でした。
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