でいりいおくじょのBLOG

2012.03.06

鯛と豆腐の小鍋

池波正太郎氏の本を読んでいると
繰り返しでてくるのが小鍋
最初は、シンプルで美味しそうだな~
くらいにしか思っていなかったのだけれど
一回作ってみると
結構ハマるんですよ、これが。

そもそも小鍋って何?
っていう話ですが
 
ちっちゃな土鍋に
豆腐と魚とか
肉とうどんとか
あさりと大根とか
 
材料2つか3つくらい入れて
さっと煮て食卓にのせ
お酒を飲む人なら
それをアテにちびちびやるって感じの料理ですね。
 
大人数でがっつり食べる鍋料理と違って
ちょっとした一品料理的な鍋っていうか
 
うちみたいな下戸の家だと
これが、お汁物も兼ねたおかずの一品って感じです。
 
これのいいのは
ちょっとごちそう感が増すというか
おかずがワンランクアップするところなんですね。
 
同じ汁物、例えば豆腐とネギだけのお汁でも、
おわんに盛れば単なるお吸い物だけれど
土鍋でやれば湯豆腐になるみたいな。
しかも、土鍋で作るから熱々のままだし。
 
そんなわけで、
鯛と豆腐の小鍋、作ってみました。
 
さっぱり白身魚で鍋にしようと思っていたら
長崎産の目鯛のいいのがあって
目鯛って、鯛って名前がついているのに値段はめっちゃ安く
味は結構いいんです。
見つけたら、買い!です。
 
目鯛の切り身は一口大に切って
軽く塩と酒をふって10分ほどおいてから
フライパンで皮目の方だけカリッと焼きます。
 
鯛って
皮のところに布巾をかぶせて熱湯をかけて
皮の部分にだけを加熱してお刺身にする
霜皮作りという料理があるんですが
皮の部分だけを香ばしく焼くのもまた、ぐっと美味しさが増します。
 
小さな土鍋に昆布と水と酒を入れて沸かし
塩と醤油少々で薄味に仕立てたところに
この皮目を焼いた鯛を入れ
 
後は豆腐と長ネギを入れてさっと煮れば出来上がり。
各自お玉ですくい、ポン酢しょうゆを好みでかけて
 
お鍋ほど仰々しくないけれど
おつゆよりはごちそう。
しかも、簡単!!
 
食卓の真ん中に、こんな熱々の一品料理があれば
後は、こまごまと小さな野菜料理があれば、
食卓としては充分ですね。
 
何かと忙しい時期
小鍋料理、おすすめですよ。
 

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