家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
池波正太郎氏の本を読んでいたら
パンカツというのが出てきました。
“パンカツ”と言う響き
なんともいえず昭和っぽくて、美味しそう・・。
もう、これは作るしかありません。
氏いわく、
パンカツとは、パンにメリケン粉(!)を塗って焼いたもの。
ソースをつけて食べる。
食パンの上にひき肉とキャベツをのせて焼きあげると
パンカツの“上”になる。
パンにメリケン粉を塗って焼くって、
フレンチトーストでもなく
揚げパンでもなく
めちゃ、斬新!!
けど、パンにメリケン粉って
小麦粉 with小麦粉
ALL 小麦粉!!!
炭水化物好きの関西人ではありますが
ちょっと栄養の事など考えて
いや~、
ここは、やっぱりパンカツ上で。
文章から推測すると
おそらくひき肉とキャベツを混ぜたものをパンの表面に塗って
小麦粉を水で溶いたものを全体にからめた後、フライパンで焼く
でもこれって、どう考えても、ポロポロしてまとまりにくそう。
衣をつけるときに、具がパンからはずれて、
収拾がつかなくなる予感。
そこで、ひき肉とキャベツをウスターソース味で炒めたものをパンに乗せて
オーブントースターで焼いてみることにしました。
で、食べるときにぽろぽろならないように
パンの上にマヨネーズを塗って
その上に炒めた具をのせ
さらに、更に具をまとめるため
といたメリケン粉の代わりにピザ用チーズ
な~んや、チーズトーストやん、と思うなかれ。
これだと一気に両面カリカリに焼けて
サクサク感は揚げパンに劣らないし
作るの簡単な上に、油で焼かない分ヘルシーではありませんか。
カツの感じを出すために、ちょっとキツメに焼き色をつけて
そして忘れていはいけないのが、仕上げのソース!!!
食べるときにソースを付けて食べる、とあったので
これは絶対外せませんね。
いざ、試食!!
サクサクしたパンと、キャベツひき肉が合います。
一応、ひき肉をウスターソース味にしておいたのだけれど
食べるときに、さらにウスターソースをかけると
たしかにカツ感アップ!!!
いけます、これ。
今回は自分で焼いた食パンを使ったので
普通の食パンよりかなりちっちゃめで
それがまた食べやすくてよかったかな。
私的にはキャベツを炒めるときに
カレー粉をちょっと入れたのもいいかな、なんて思いました。
文章で書かれた料理を
ああかな、こうかな
なんて想像しながら作るのって、
なんだかワクワクして楽しいですね。
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