家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日のシモちゃん講座の続きね。
講座の中で、
色とは何か
音とは何か
を考えて、5分くらい思った事を書いてみる時間があったんです。
それで
皆さん一斉にワーッとペンを走らせて書いておられるんだけど
私、そういうの一文字も書けないんですよ。
言葉で考えることができないんです。
この講座は、書いてみましょうという時間が時々あるんだけれど
何回やっても、すぐに言葉にはならない。
全身で、色とか、音とかを感じて
感じている、その感覚を少しずつ言葉に変換するみたいな感じなので
言葉に行きつくまで、かなりの遠回りなのです。
イメージするともちょっと違うんですよね。
ただ感じているだけ
だから、ぴたっとくる言葉は、なかなか見つからないし
感覚なので、名詞なのか、動詞なのかもよくわからくて
文章にするには、ずいぶん時間がかかるんです。
すぐに書き始めるのは、私にはかなり難しいみたい。
感じていることを
イメージとして浮かび上がらせ
言葉にする
文章を書くって
形のないものに形を与える作業ですね。
感じていることを言葉に変換するための筋力みたいなものが
そこには必要な気がしていて
言葉で何かを伝えるためには
その筋力を鍛えることも大事で
そんなことを、ずっと昔から感じていたように思います。
だから、こんな風に、毎日、毎日
どんな簡単な言葉でもいいから、書き続けているのだと思います。
本当は、もう少しきちんと考えて
もう少し深く考えて書く方がいいのかもしれませんが
（軽い文章ばかりを書いていると、
そういう文章しか書けなくなると、先生がおっしゃっていて
心が痛かった）
どんな軽い文章でも
毎日書き続けることが
私にとっては、書くことの希望でもあります。
私には書く力がないんじゃないかと
自分を卑下してしてしまいそうになるのをやめて
私にも書けるんだと思う。
そんな光のようなものを
そこに感じているのです。
私にとっては、そうなのです。
コメント