でいりいおくじょのBLOG

2019.04.21

京都・西行と勝持寺の桜

ねがわくは 花の品にて春死なん その如月の 望月の頃

桜といえば西行ですね。

 

西行は、平安時代に鳥羽上皇に仕えていた北面の武士で

ドラマ平清盛では、藤木直人さんが演じておられた、あの方です。

 

文武両道で、イケメンで超モテモテ

あのドラマの藤木直人さんは、本当にはまり役でしたねえ

 

鳥羽天皇の奥さんの待賢門院に横恋慕し

世をはかなんで出家。

 

出家して西行と名を改め

庵を結んで桜の花を植えたのが、京都西山にある勝持寺だそうです。

 

花の寺と呼ばれる勝持寺に行ってきました。

やはり、桜の時期の勝持寺は外せません。

 

まずはご本尊にお参りです。

 

こちらのご本尊は薬師如来なんですが

そのお姿がちょっと変わっているんです。

左手の薬壺から、右手で薬をつまみ出しておられるの。

こういう姿の薬師如来は初めてで

仏像好きの私としては、一気に心をつかまれました。

 

そして、その薬師如来の横に座っておられるのが西行

この西行の像が、本当に生きているようで、

なんていうか、心がぞくぞくしました。

 

しかも、とっても穏やかなお顔で

にっこり笑っておられるようで

 

なんか、変な書き方だけれど

本当にこのお寺を守っておられて

桜を見に来た人たちを歓迎しておられる感じが、ものすごくして

 

薬師如来像と西行像と

本当にグッときました、私。

勝持寺、かなり好きです。

 

さてさて、桜なのですが

 

西行が植えられたという西行桜、

今あるのは三代目だそうです。

 

DSC02499

 

 

あいにく、満開の頃は過ぎていましたが

その姿を、凛としてカッコいい。

 

それ以外にも、境内には100本の桜が植わっているそう。

それも、残念ながら満開は過ぎていましたが

桜の散った姿も美しい。

流石です。

 

DSC02498

 

 

 

 

 

 

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