家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
京都の夏は祇園祭です。
10代の頃は、お祭りというよりも
屋台がたくさん出ているにぎやかな夜の街を
友達と一緒に歩くのが楽しくて
(その日は、遅くまで出歩いていても、怒れたりしない)
鉾を見るとか、お祭りを楽しむとか
そういうのが全くありませんでした。
大人になると、
ゆっくり矛を見て回ったり、屏風やらしつらえを拝見したり
そっちの方に興味が出てくるものですね。
今日は宵山
じっくり祇園祭を見てきました。
といっても、人が多いです。
とにかく人が多いです。
綾傘鉾の所では、棒振り囃子をやっていました。
これは、鉦や太鼓や笛のお囃子に合わせて、棒を振って踊る疫病退散の踊りで
明日の順この時に披露されるものなのですが
練習も兼ねて、宵々山と宵夜にも披露されているのです。
四条花鉾の方で披露されているのは、棒振り踊り。
こちらは小学生が中心に、かわいらしい踊りを披露してくれます。
これも、山鉾巡行の時が本番で、夜に練習を兼ねて、披露されています。
蟷螂山の所に長蛇の列ができていました。
蟷螂山は、山の上の御所車の屋根の上にいるカマキリがからくりで動く仕掛けになっているのですが
この山にカマキリおみくじというのがあって、
からくりで動くカマキリがおみくじを持ってきてくれるのが、人気なのです。
私も、引いてみたかったですが
ものすごい人で、断念しました。
京都の町になりひぎく、コンコンチキチキンの音と
屋台の食べ物屋さんの匂いと
ひといきれと
今年もいよいよ本格的な夏が始まるなあって感じです。
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