でいりいおくじょのBLOG

2019.07.18

京都・祇園祭山鉾巡行

祇園祭の山鉾巡行です。

実は祇園祭って数年前から前祭りと後祭りに分かれていて

今は前祭りで。33の鉾のうち23基の山鉾が巡行するんです。

 

朝9時スタートです。

 

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朝は少し曇っていたのですが

山鉾が動き出すと同時に、めちゃめちゃいいお天気。

 

さすがに、昨夜に巡行の晴天を祈願するお囃子をやっていただけある。

天気予報では、雨マークがついていたのに

やっぱり京都の神さんは、すごいなあと思う。

 

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どこで見ようかと迷ったのですが

やっぱり、ここはくじあらための所がいい

 

くじ改めというのは、

山鉾の巡行する順番をあらかじめくじで決めるんだけれど

そのくじの順番通りであることを古式にのっとりあらためて

結界を通っていくという場所があるんです。

 

そのくじ改めが、一つ一つやるので

ココがすごく見どころ。

 

くじを改めるのお役は、京都市長

くじを入れ物に入れて差し出す係は各山や鉾によって、子供だったり大人だったり。

 

くじを見せる役が小さな子供の時は、ちょっとドキドキ。

くじを入れている漆塗りの入れ物があって

組みひもでくくってあるんだけれど

そのひもを、扇子を使って開けて(手を使わず)

中身を市長に差し出すんです。

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そうすると知将が、中の紙を読み上げて

 

(蟷螂山、山鉾1番っていう風に読み上げるわけ。

ちなみに蟷螂山は、2年連続1番くじで、上のカマキリも元気に動いてました)

 

最期は、入れ物のふたをして

手を使わずに、ひもを、その入れ物にくるくるッと巻き付けないといけないの。

これが結構、簡単そうで難しく、

見ている方が緊張する。

 

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くじ改めがおわったら

鉾を結界の中に呼び入れます。

 

それにしても、

祇園祭は、大人も子供も、みんなで作り上げている

子供にもちゃんと責任があって

そうやって、後の世代に受け継いでいくんだなあと思うと

なんか心があったかくなって

じみじみ、いいお祭りだなあと思いました。

 

 

宵山、宵々山の喧騒も

きちんとごみを分別するボランテイアの人たちが、あちこちにいて

あれだけの人なのに、道路にごみが散らかっていなかったり

 

今日の巡行でも、みんなが見えるように

みんなが少しずつ譲り合っていたり

 

あらためて

本当にいいお祭りですねえ。

 

巡行の最後は、船鉾

 

見た目がとってもカッコいい。

 

2019年7月17日祇園祭巡行③

 

2019年7月17日祇園祭巡行4

 

久しぶりに見た祇園祭。

長い間これなかった時間を思い

また、見に来れるようになった幸せを思いました

 

じつは祇園祭は、その昔、疫病が蔓延したときの、悪い霊を払う御霊会が始まり。

 

実は、今日の夜、

八坂神社にお祭りしてある神様の神輿がお出ましになり

これから7日間、四条通の御旅所というところに祀られます。

 

山鉾巡行というのは

この時お出ましになる3体の神様の通られる道を

山鉾が巡行して清めているのだそう。

 

疫病とか、震災などで人々が苦しんだ京都の歴史があるからこそ

平和であることを切に願い

人と人が助け合う気持ちを大切にするという心が、深いところに根付いているのだなあと思います。

 

本当に、いいお祭りです。

 

 

 

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