家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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最近、元気をもらった番組をもう一つ。
渡辺直美さんがMCをやられている“ナオミーツ”。
これは、渡辺直美さんが、世界的なファッションインフルエンサーをナビゲートする番組
最先端のファッションというものに、ものすごく興味があるわけでも、
詳しいわけでもない私のようなものが見ても、面白いなと思える番組で
それはたぶん、ファッションが、単におしゃれという事ではなくて
ファッションの向こう側に、その人の生き方とか、考え方が見えるからだと思うんです。
今回の主役は
メイク動画で大ブレイクしている（らしい）ネイ・チー・スーさん
このネイ・チー・スーさん、実は顔に大きな赤いあざがあって
それをすべてオープンにして、メイクできれいに仕上げていく様子を公開されているんです。
あざは決してマイナスではなく、すべて自分の顔の一部であり、特徴の一つなのだと。
それを見て、かなり心ゆすぶられたのは
忘れかけていた気持ちを思い出すことができたからなんです。
それは、料理研究家になりたいと思った時のこと。
私は、料理が好きで好きで、
料理を好きだという気持ちでは、誰にも負けない自信があったけれど
料理学校にも行っていないし
偉い先生のアシスタント経験もないし
更に、グルメな家でもないので、おいしいレストランにも行ったことがないし
料理研究家になれない理由はいくらでもあって
自分が料理研究家になるなんて、絶対に無理だと、なかばあきらめかけた時期があったんです。
けれど、ある時、
料理研究家に必要なものを何も持っていない事
それこそが私の特徴なのだと、気づいたの。
それに気づいたことが、大きな転機で
こんなに、料理研究家になるために必要なことを持っていない人間は他にはいないし
持っていない私だから、見えることがある。
誰も料理を教えてくれる人がいなかったからこそ
自分で必死に手さぐりに、料理のやり方を見つけ
そのプロセスこそが、自分の宝物ではないかと
そう気づいた。
そうして一歩踏み出すことができたんです。
たぶん、ネイ・チー・スーさんも
あざがあったからこそ、きれいになる方法を必死で模索したんだと思う。
この番組を見て、久しぶりに、そのことを思い出すことができたんです。
実は、５０歳を過ぎてから
段々、体力が落ち
同時に気力も落ちてきて
昔の様にがむしゃらには頑張れないようになってきていて
そのことで、気持ちをネガテイブになることが時々があって
でも、彼女を見ていると
マイナス要素も、すべて自分の特徴だと思えて
この衰えていく自分もまた、すべて受け入れることでプラスに切り替えられると
思えたんです。
っていうか、かけているものがある事こそが
輝けるチャンスなのに
前向きに生きられるエネルギーになるのに
それをマイナスだと思い始めたら、自分で自分をダメにするなあって
そう思ったんです。
自分らしく、生きる事こそが
自分にも、周りにも光を与えるね。
ポジテイブ、最高～～！！！
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