家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
ラズウェル細木さんの「う」という漫画を読んでいたら
口の中がウナギの味になってきて
もう、ウナギを食べないと収まりがつかないくらいになってしまったので
今日は、ちょっと贅沢をしてウナギです。
この漫画は、
呉服屋の若旦那の藤岡さんが
ただただウナギを食べるだけの漫画です。
本当にそれだけで
特に、どこのお店のウナギがおいしいとか、
あそこのウナギはこうだとか
そういうことも一切なく
ただただ、ウナギ好きの藤岡さんがウナギを食べるだけ。
で、漫画自体も
そんなにリアルなウナギの絵が描いてあるわけでもなく
ただ、ウナギは一気呵成に食べろとか
粉山椒は、いきなりかけずに、お皿の端っこにいったん出して
鮮度を見ろとか
そういう、ちょっとしたウナギにまつわる話は出てくるのですが
でも、やっぱりいわゆるグルメ漫画とは違うんです。
なのに、です。
読んでいると、気持ちも、口も、ウナギを欲する。
夏の疲れが出る時期ですし
たまには、ウナギもいいですよね。
私は関西人なので
蒸しの入らない、カリっと香ばしく焼いたウナギが好きなんですが
(しっぽのほうの焦げたところが特に好き)
最近は、そんな風に香ばしいウナギを食べさせてくれるお店は
京都にもほとんどなく
もう、どこに行っても江戸前のふんわり柔らかいウナギですね。
食べなれていない頃は、ちょっと変な感じがしていたのですが
最近は、私の口が変わってきたのか
お江戸のふんわりしたウナギもおいしいなあと思うようになりました。
たまには、こんな贅沢もいいもんですね~。
コメント