でいりいおくじょのBLOG

2019.10.01

肉みそ

沖縄のお土産に、油味噌をもらいました。

アツアツのごはんに乗っけたり、おにぎりの具にしたり

野菜ステイックにつけて食べるのも好き。

 

それにしても、油味噌って、沖縄の人たちの暮らしの知恵が詰まっていますよね。

 

以前、沖縄が大好きで、よく行っていた時期があるんですが

その時、沖縄の人の昔の生活道具みたいなのを展示してある博物館で

油壷(?)みたいなのを見たことがあるんです。

 

それまで、沖縄=豚肉みたいなイメージがあって

沖縄の人は、いっぱい豚肉を食べていると思っていたんだけれど

 

日本全体が貧しかった時代

沖縄だって、おなかいっぱい豚肉が食べられたわけではなくて

 

豚一頭殺して食べるなんて言うのは、一年に一回あるかないかくらいのごちそうで

最初に肉を食べて

肉を食べ終わったら、別にためておいた油を、日々の食事の時に上手に使って料理をする

そのために油だけを保存する容器が必要で

それが油壷。

 

油味噌も、もともとは

その豚の油を使って味噌をいためて砂糖などで味をつけたもので

肉がなくても、油だけで十分いいおかずになる。

もう、これ、知恵の塊ですね。

 

油でコクは出るし、油味噌にすることで、保存がきいて、これだけでご飯がいっぱい食べられて

しかも栄養があって、腹持ちがいい。

 

油味噌は、暮らしの知恵が詰まったごちそうだなあとつくづく思います。

 

もらった油味噌は

肉みそと書かれていて

豚バラを炒めた油で、味噌と砂糖を炒めて作ったもののようで

お肉が入っていて、更に食べ応えがあります。

 

こういうのが食卓にあると、ついついご飯をおかわりしちゃったり

なんかほっこりうれしくなっちゃいますね。

 

2019年9月30日に

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