でいりいおくじょのBLOG

2019.11.21

映画日記「殿、利息でござる!」

どうもやる気が出ない

そんな時は

思いっきり笑うとか、

思いっきり泣くとか

自分の感情のねじを開放するようなことをするのがいいらしく

 

そうだ、思いっきり笑える映画を見ようと思ったんです。

 

「殿、利息でござる!」

 

タイトルからして、笑えそうだし

阿部サダヲさん主演というのも楽しそうだし

 

ところが、見はじめたら、なんと、頑張り系のめちゃめちゃまじめな映画でした。

しかも実話。

 

破産と夜逃げが相次いで、寂れはてた宿場、吉岡宿。

このままでは、いずれ村が崩壊してしまいかねない状況です。

 

そこで、その苦境を打開する方法として考えたのが

藩にお金を貸し、その利子で自分たちの村を立て直すという作戦。

 

今のお金にして3億という金額を

みんなで、必死になって集めることにするんです。

 

でも、お金を出しても

そこから得られる利子は、村のために使うわけなので、

お金を出した人が儲かるわけではない

 

なのに、

自分の利益ではなく、村の利益のために

自分の時間もお金も労力も使って奔走する人たち。

 

その姿が心を打つんですよ。

 

爆笑するつもりで見はじめた映画なのに、

感動して泣けて泣けて…。

 

いい話でした~。

 

やっぱり自分ことだけを考えて生きているより

自分の周りの人達の幸せを考えて、そのために力を使って生きるというのは尊いです。

 

いや、今の時代、そんなんじゃあ生き残れないという人もいるかもしれないけれど

何が幸せかを考えていくと

結局自分のことだけを考えて生きるのは

かっこ悪いなあって思いました。

 

それにしても、登場人物がみんないい人で

それもまた、見終わった後、心が温かくなって

後味も最高、すごくいいです。

 

大笑いする映画もいいですが

こういう、生きていることを肯定できる映画もまたいいですね。

 

因みに、

殿様役で羽生君が

代官役で、原作の磯田先生が出演されていました

意外なキャステイングで、そこもちょっと楽しかったです。

 

利息でござる

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