家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
どうもやる気が出ない
そんな時は
思いっきり笑うとか、
思いっきり泣くとか
自分の感情のねじを開放するようなことをするのがいいらしく
そうだ、思いっきり笑える映画を見ようと思ったんです。
「殿、利息でござる!」
タイトルからして、笑えそうだし
阿部サダヲさん主演というのも楽しそうだし
ところが、見はじめたら、なんと、頑張り系のめちゃめちゃまじめな映画でした。
しかも実話。
破産と夜逃げが相次いで、寂れはてた宿場、吉岡宿。
このままでは、いずれ村が崩壊してしまいかねない状況です。
そこで、その苦境を打開する方法として考えたのが
藩にお金を貸し、その利子で自分たちの村を立て直すという作戦。
今のお金にして3億という金額を
みんなで、必死になって集めることにするんです。
でも、お金を出しても
そこから得られる利子は、村のために使うわけなので、
お金を出した人が儲かるわけではない
なのに、
自分の利益ではなく、村の利益のために
自分の時間もお金も労力も使って奔走する人たち。
その姿が心を打つんですよ。
爆笑するつもりで見はじめた映画なのに、
感動して泣けて泣けて…。
いい話でした~。
やっぱり自分ことだけを考えて生きているより
自分の周りの人達の幸せを考えて、そのために力を使って生きるというのは尊いです。
いや、今の時代、そんなんじゃあ生き残れないという人もいるかもしれないけれど
何が幸せかを考えていくと
結局自分のことだけを考えて生きるのは
かっこ悪いなあって思いました。
それにしても、登場人物がみんないい人で
それもまた、見終わった後、心が温かくなって
後味も最高、すごくいいです。
大笑いする映画もいいですが
こういう、生きていることを肯定できる映画もまたいいですね。
因みに、
殿様役で羽生君が
代官役で、原作の磯田先生が出演されていました
意外なキャステイングで、そこもちょっと楽しかったです。
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