家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
スパゲティーを、パスタっていうようになったのは、
いったい、いつからなんでしょうねえ。
私の子供の頃は
ゆでたうどんみたいなスパゲティ―が袋入りで売っていて
それをケチャップ炒めしたのが、お弁当とかに入っていたものでした。
あの、うどんみたいなスパゲティ―、私は好きだけどね。
「ロイヤルホテルの家庭料理」(暮らしの手帳版)
という本の中に
スパゲチサラダという料理を発見しました。
スパゲテイーでもパスタでもなく、スパゲチ!!
いいねえ~スパゲチ。
スパゲチって書いてあるだけで
クラシック音楽がかかっているようなレトロな喫茶店の品位を感じる
しかも、スパゲチサラダよ
麺料理じゃないの、サラダなの。
説明文がまたいい。
スパゲチとツナ、トマト、セロリ、きゅうり、とうもろこしを
ドレッシングとマヨネーズで和えた
さっぱりとしながら、ボリュームのあるスパゲチサラダです。
サラダといっても、とてもいいスナックになります。
くーーーーーっ、スナック!!!!
スナックって
いったい、ジャンルとしては、どのタイミングで食べる料理なのか
想像がつかないところがいい。
心をわしづかみにされる。
スパゲチサラダ
気品があるね、
えらそうにしてないんだけれど、にじみ出る品ですよ。
白旗、降参、恐れ入りましたって感じ。
それに比べて、私のスパゲテイーはどうだ。
ィを、小さい“ィ”に変換するのがめんどくさくて
ついつい、スパゲテイーって書いてしまう。
にじみ出る品格…まったく感じられへんわ。
でもまあ、そのおかげで
気楽な感じは、かもしているかな。
とりあえず、スパゲテイーでも食べよか、いうような。
言葉がかわると料理の印象が、全然変わるね。
なんやて?
コメント
京男こと黒石美佐夫です
僕は今年になってから古い料理書でスパゲチという表記を知りました
なんともクラシカルな雰囲気を受けました
もうコロナ禍の2020年も年末を迎えますがCOVID-19に負けないように新年をお迎えください
わぉ!!!!イケズな京男様だぁ~~~!!!!!
感激、うれしいです。
今年は本当に一年があっという間でしたね。
世の中の仕組みが大きく変わりつつありますが、そんな時こそ、自分の足元をしっかり見つめて暮らしたいなあと思っているところです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。