家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
京都に言ったら買って帰ってくるものに
油揚げとひろうすがあります。
京都の油揚げは、とにかくでっかい
でっかくて肉厚で、しっとりしていて、風味があって、おいしい。
こういう美味しい油揚げは
とにかくシンプルに食べるに限る
カリっと焼いて、ザクザク切って
大根おろしとネギとおろししょうがをのせて醤油をかけて食べる。
これがうまいんだなあ~~~。
こうなると油揚げはごちそうですね。
ひろうすの方は煮物です。
あっ、ひろうすって、きちんと書いたけれど
実際の発音は“ひろす”にちかい。
ひろすっていうのは、いわゆるがんもどきです。
豆腐を崩したのにひじきとか、ごぼうとか、銀杏とかゆり根とか
いろんなものを混ぜて油で揚げてあるの。
このひろすが、子供の頃から大好きで
好きなおでんの具のベスト3には絶対に入る。
こういうひろうすが、東京ではなかなか売っていないんですよ
東京のがんもどきは、具がほとんど入っておらず、こんなにふんわりしていない気がする。
だからね、今回の京都では
新幹線の時間を気にしながら
バスに乗ってとようけ茶屋まで買いに行ってきたのでした。
(北野天満宮の向かいです)
さて、そのひろす
シンプルに煮干しだしで大根と炊いてみました。
煮物といっても
全部一緒にほおりこんで、コトコト煮るだけです。
おでんよりもシンプルで、こういう煮物はやっぱりごちそう。
煮ている間中、部屋にあったかいいい匂い。
うん、これもごちそう。
はふはふはふはふ
ひろすをほおばると、ジュっと美味しいだしが染み出して
う~ん、これこれ、これですよ。。
上あごやけどして、皮がめくれたけど。
京都でおいしいものを食べるの同じくらい
美味しいものを買ってきて、家で料理するのもいいもんですね。
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