家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
70歳の女性が赤ちゃんを産む。
しかも初産。
そんなことある?
…って、これドラマの話
「70歳、初めて産みます~セブンティウイザン~」
今、NHKでやっているドラマです。
竹下景子さん演じる夕子さん(70歳)が妊娠。
小日向文世さん演じる夫の朝市さんは、最初信じられなくて
どうしたらいいものか戸惑うんだけれど
どうしても生むという妻の希望を受け入れ
二人して、力を合わせ、出産までこぎつけ
ドラマの方は、4回目で無事赤ちゃんが生まれました~パチパチパチ。
もともと、このドラマ、やっていたことは知っていたのですが
全く興味がなく
どうせドタバタコメデイーみたいなドラマなんだろうと思っていたんです。
ところが、知人からいいドラマだという事を聞き
見てみたら、これが、意外にまじめなドラマで
子供がお腹に宿った時の気持ちとか
産まれた時の幸せな感覚とか
子育て中のいろんな大変さとか
もう、いろんなことが、バーッとフラッシュバックしました。
漫画が原作という事で
とりあえず、漫画の方も読んじゃいました。
「セブンティウイザン」①~⑤(タイム涼介著 新潮社)
漫画とドラマでは、ストーリーはほぼ同じなんですが
ドラマの方が、リアリテイ―がある感じ。
なんといっても、
竹下景子さんと、小日向文世さんの演技がすばらしいです。
竹下景子さん演じる夕子さんは
最初は、子供のいない夫婦として、
夫と仲良く暮らす、しっかり者のいい奥さんという感じだったのが
お腹が大きくなって、出産を迎え、お母さんになっていくうちに
おばあちゃんなんだけれど、だんだんお母さんの顔になっていかれるところが、
素晴らしい。
なんか、夫を愛するのとは違う、愛情が体全体からあふれてくる感じです。
加えて、小日向さん演じる夫の朝一さんが、めちゃめちゃ優しくて
なんだかわかんないけれど、
キュンキュンしました。
とにかく、一生懸命で優しいんです。
奥さんに対しても、子供に対しても
優しくて優してく、テレビの前でメロメロになる。
妻70歳、夫65歳の夫婦。
妊娠&出産は、医学も進歩しているので、大丈夫だとは思ったけれど
問題は、生まれた後ですよね。
子育ては体力もいるし、その先どれだけ生きられるかわからないのに・・
と思っていたんです。
でもね、このドラマを見て分かったことは
子供の成長を願う気持ちは年齢とは関係なく
むしろ、自分たちに残された時間が短いからこそ
自分たちの持っているものすべて、時間も、体力も、お金も
全てを子育てに向けていく、
その思いがすごい。
体力がない分
2人で力を合わせ、周りにも助けを求め
できる限りの手段を使ってでも、子供を育てたいという思いもすごい。
私自身、2人の子供を必死で育ててきたから
ある程度のことはわかっているつもりですが
それでも、このドラマを見ると、なんだかすごく初々しい気持ちになって
命のすばらしさに感動します。
夕子さんと朝一さん夫婦は、
また、新たな問題に直面します。
あと4回
漫画を読んじゃったので、ストーリは知っているのですが
それでも、目が離せません。
是非是非見てみて
おすすめのドラマです。
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