家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
普段、麦ごはんを食べています。
炊飯用のもち麦というのを、ご飯を炊くときに入れて炊くだけなんで
手間としては、普通にご飯を炊くのと一緒です。
なんで麦ごはんかというと
水溶性の食物繊維が、全食品の中でもダントツに多いからでして
食物繊維って、
水溶性と不溶性があって
いわゆる食物繊維を多く含んでいる
っていう場合は、たいてい不溶性の方なんです。
不溶性食物繊維も大事なんだけれど
不溶性食物繊維を大量に食べすぎると
逆に便秘になったりするし
腸の中のコレステロールとか脂とかを吸着して外に出してくれるのは
水溶性の方で
デトックス効果と、う●こを柔らかくするっと出してくれる働きもある
あのね、うちのおじいちゃん(99歳まで生きて、ピンピンコロリでなくなった)が
年とった後、う●このことばっかり気にしてて
今日は出たとか、今日は出なかったとか
毎日、めっちゃ気にしてて
おじいちゃんの思い出というと、なぜかそのことばかり思い出して
それを思い出すたびに、
生きるってことは、食べて出す、これに尽きるなあ。
なんて、しみじみ思ったりするのです。
だから、きちんときちんと暮らすためにも、麦ごはんと思ってしまうわけです。
これを食べていれば、まっとうに生きられる気がして。
少なくとも腸内環境は、本当にバッチリよくなります。
私は、大袋に入ったもち麦っていうのを買ってきて
白米1カップに対して、もち麦大さじ2と水50㏄をプラスして炊いています。
昔は、うちの家族は麦ごはんを嫌がってたんだけれど
いつの間にか、みんな普通に麦ごはんを食べるようになりました。
だから、以前は白米と、麦ごはんと2種類炊いていたんですが
最近は麦ごはんだけです。
更に、最近ハマっているのが
もち麦ご飯を圧力鍋で炊くの。
圧力鍋で炊くと、普通のコメも、モチモチするんだけれど
もち麦ご飯を圧力鍋で炊くと、プチプチ感とモチモチ感が際立つ気がして
それがおいしくて、結構気に入っています。
しかも、圧力鍋だと浸水なしで炊けるので
洗ってすぐ炊きたい時もいいですよ。
一時期、糖質制限が流行ったりして
ご飯が目の敵にされた時期もあるけれど
食べ過ぎなければ大丈夫だし
食べたほうが、いろんな意味で健康にいい気と、私は思っています。
朝と昼は、普通に食べて
体重が気になるときは、夕飯だけ、ご飯を少なめにする。
うちでは、そんな感じです。
暮らしが少しずつ普通に戻ってきていますが
身体も心も、それについていかないと。
そのために、特別な事をするのではなく
普通に、無理なく、体に良いものを食べるっていうが、大事で
そういう意味では、主食のご飯に、ちょっと気を使ってみるっていうのも
良いのでないかと思っています。
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