家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
料理本の撮影が終わったので
今日は一日のんびり本でも読もうと思っていたら
天声人語でアガサクリステイーの推理小説が紹介されていたので
さっそく読んでみました。
「アクロイド殺人事件」(アガサクリスティー著 松本恵子訳 )
アガサクリスティーといえば
オリエンタル急行殺人事件やABC殺人事件が有名ですが
正直、映画やドラマで見たことはあっても
本で読んだことはなく、というか翻訳ものがが苦手なので
翻訳ものの探偵小説というのは、ほぼ読んだことがないのです。
今朝の天声人語によると、今年はアガサクリステイー没後100年に当たるそうで
ちょっと古典的なトリックに浸ってみるのもいいかと思い、手に取りました
ある村で起きた殺人事件の話です。
殺されたのは、富豪のアクロイド氏。
部屋の中で後ろから首にナイフを刺されたのが死因で
部屋にはかぎが掛かっており、
窓があいていて、窓の外には足跡が残っている…。
…と、名探偵コナンみたいな、お決まりのシチュエーションです。
その村には2軒の大きな邸宅があり
一つがフェラス氏の邸宅、もう一つがアクロイド氏の邸宅
一方の富豪のフェラス氏が1年前に亡くなり(殺された可能性あり)、
その夫人もなくなり(自殺の可能性あり)
そして、そのあとに起こったのがこの殺人事件。
この3つは、関係があるのか、あるとしたら犯人の動機と目的は何なのか。
そこに、名探偵ポアロの登場です。
犯人の可能性があるのは
アクロイド氏の家族(結構複雑)と使用人(人数が多い)
とにかく、疑わしい人がすごく多い
読み進むにつれてどの人もどの人も、全部疑わしく思えてきます。
いわゆる、ザ・推理小説って感じで、一気にその世界に浸ることができ
ポワロが動くたびに、何かが少しずつ、わかったようなわからないようなじりじり感があって
最後まで一気読みです
そして最後は、あああああああ~~~~~~~~~~っ、こぉきたかぁ~~~~~~
って感じ。
最後の最後まで、犯人がわかりません。
本当に、どっぷり浸れました。
そして、犯人が判明した後、あらためてまた最初から読み返したくなりました。
へええ、この人かぁ~~~~。
さすが、アガサクリスティ―!!!
今日は一日、この本にどっぷり浸り
撮影疲れもすっかり取れました。
推理小説も、たまにはいいものですね~。
コメント