家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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今日の明け方、あまりの寒さに目が覚めて
急遽、毛布を出しました。
季節の移り変わりが早すぎる。
ここ数年、地球環境の影響なのか
季節の移り変わりが少しずつ変になってきていましたが
今年は特に、梅雨が長かったこともあり
季節が本当に変。
なかでも、やっぱり旬の野菜に異変が起こっている気がします。
最初に気づいたのはゴーヤーで
なんか今年は出足が遅いなあと思っていたら、
案の定、ゴーヤーが例年になく品薄で
しかも、水っぽくて柔らかい。
なすもキュウリもトマトも、夏野菜なのに、夏野菜でなくなった感じ。
うちの近所だけかもしれませんが
スーパーに並んでいるトマトが、ことごとく色が悪いんです。
しかも、例年だと青いトマトでも台所においておけば
いつの間にか熟して赤くなって美味しくなるはずなのに
今年のトマトは、赤くならずに腐ってくる。
なんで?
一昔前は
料理本を作る時も、
春野菜、夏野菜、秋野菜、冬野菜というカテゴリーで料理を分類して
レシピを紹介したものでしたが
いつの間にか、あの分類も、時代に合わなくなってしまいました。
栽培方法も変わり、品種改良が進んだこともありますが
通年、いろんなものが手に入るようになり
そもそも、季節の境目がわかんなくなってきているので
このままいけば、食卓の季節感はどうなってしまうんだろうなあ、なんて考えます。
家庭料理研究家としては
それでも、日々の食卓に、少しでも季節感を感じられるようなレシピを提案したいなあとは
日々思っています。
家庭料理というのは
その時々の情景と一緒に思い出すことで、もう一度おいしさがよみがえるものね。
いろんなことが、大きく変化していく中で
家庭料理も、また、大きく変わろうとしているのかもしれません。
夢の中でおいしいものを食べてんの
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