家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
初詣に行くと
神社に今年の厄年の人の年齢と生まれ年が貼りだされています。
ちなみに平成25年は
男性 24歳 41歳 61歳
女性 18歳 32歳 36歳 61歳
で、大厄に当たるのは男性だと昭和47年生まれの41歳
女性だと昭和56年生まれの32歳だそうです。
こういう厄年って
昔から言われていることだし
まあ、気をつけたほうがいいから、一応気にする方です。
でも、最近、
「医学的データに基づいた「新厄年」の健康リスク対策」
(板倉広重著 幻冬舎)
という本を読みました、
厄年について、新しい考え方を知りました。
この本は
年齢研究所というところが
(株)日本医療データセンターの協力を得て
約75万人のデータを元に7大疾患の性別、年齢別発症率を抽出して分析したもので
統計学的な分析を加えて
発症率が高まるターニングポイントを発見し
それを新厄年として発表したというもので
それによると
男性 24歳 37歳 50歳 63歳
女性 25歳 39歳 52歳 63歳
この本には
この新厄年を乗り切るための
8つの健康習慣や年齢別処方箋なども書かれているので
詳しくはご一読下さい。
で、この新厄年ですが
一番気になったのが
女性の厄年52歳のところ。
従来の厄年年表だと
32歳の大厄、そのあと61歳まであいていて
なんだか、32歳を乗り越えたら、このあと30年くらいは
厄年もなくて平穏に暮らせるような気になっていたのだけれど
考えてみたら、
50代前後で更年期を迎えるわけだし
あちこち、体の不調が起こってくるわけで
32歳で厄払いしたら、これで安心なんてことはありえないですよね。
この本によると
人生80年という今の時代の大厄は
男女共に63歳だと考えたほうがいいそう。
これ、すご~く納得。
平均寿命が伸びたからといって
毎日元気に楽しく暮らせるかどうかはわからなくて
厄年のお祓いをすればそれでいいや、じゃなくて
63歳を大厄と考えて
生活習慣(食事や運動など)を、きちんと軌道修正しつつ暮らす。
それって、すご~く大事なことじゃないかな。
63歳を人生の節目として
それから先を、元気に楽しく暮らせるように
その前の50代の新厄年の時から
生活を見直し始めるというのがいいんでしょうね。
男性50歳、女性52歳
年齢を感じるサインは
白髪が目立つとか、
太ってくるとか
細かい字が見えにくくなるとか
怒りっぽくなるとか
単語が思い出せなくなるとか
まあ、この年令くらいから
自分でも意識できるような老化現象が起こってきますが
そういうことも、全部前向きに受け止めて
今までより少し、体にいいものを食べてみるとか
ちょっと運動してみるとか
なるべく外に出かけてストレスを発散するとか
自分なりに前向きに対応して
出来る範囲で、体にいいことをすこしずつ積み重ねて暮らす。
そんなささやかな意識とささやかな実行と
そういうことを積み重ねていくことで
来るべき大厄も
それから先の長い人生も
なんら恐れることはなくなる。
うん、そんな気がする。
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