家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
アフガニスタン料理があまりにも美味しくて
世界には美味しいものがたくさんあって
人種や宗教が違っても
美味しさは国境を飛び越えるんだなあということにつくづく感心して
それなら、もっと他の国の料理を知りたいという気持ちが俄然湧いて来まして
ゴールデンウイーク第2弾!ということで
パキスタン料理に行って来ました。
パキスタンってインドの左上(北西)で
アフガニスタンとはお隣。
国の宗教としてはイスラム国家なので
アフガニスタン料理に近いのかと思ったら違うんですね、インドに近いの。
食べたのは
マトンのカレーと豆のカレー
そして、ビリヤニというマトンの炊き込みピラフ。
インデイカ米をカレー味でぱらりと炊きあげてあって
油っこくなくてあっさりしているのでびっくり。
カレーと合わせるためにナンも食べたかったのだけれど
隣の人が食べているのを見たら
お盆くらいの大きさで、全部食べる自信がなかったので断念。
めちゃ美味しそうだったんだけど
ナンも、アフガニスタンのは細長い涙型だったのが
パキスタンのはまんまるで、少し油でテカっている感じでした。
メインのカレーは
どちらもすごくおいしくて
マトンの方は骨付きのマトンがほろりとはずれるくらい柔らかく煮込まれ
臭みは全くなく
ベースは野菜が煮崩れたようなドロリとしたとろみ。
トマトが入っているのが若干酸味もあり、
いわゆる焦げ茶色っぽい色のカレーなのだけれど
油っこくなく、見かけよりうんとあっさりです。
豆のカレーは、ジャガイモが煮崩れたような食感で
おそらくレンズ豆が煮こまれているうちに、どろりと煮崩れているんだと思う。
ターメリックの黄色いカレーで
こちらは本当に優しい優しい味です。
お店で働いている人もシェフも
皆さんでっぷりとしていい体格のパキスタン人と思しき方々で
辛さは大丈夫ですか、食べられますか?と気にしてくださったのがとても優しくて
良い感じでした。
実は私
スパイスとか辛味、油こいのがけっこう苦手で
すごく油が使ってあったり、ものすごく辛いのとかを食べると
決まって胃の調子がおかしくなるのですが
パキスタンのカレーというのは
思っていたよりもうんと軽くてあっさりで
全く胃にもたれることなく、
逆にこんなに食べたあと身体の軽いカレーも珍しいんじゃないかと思うくらい
外国の料理って、なんとなく油がいっぱい使われていて
しつこくて胃にもたれるいうイメージがあったのですが
それは間違いですね。
日本人の口にあう!!
今度行ったら
ご飯じゃなくてナンにして
野菜カレーとかエビカレーとかも食べたいなと思った次第。
今まで全く食べたこともない料理との出会いって
なんか、ワクワクしますね。
世界がちょっとだけ近くなった感じ。
コメント