でいりいおくじょのBLOG

2013.08.13

家庭の医学のにんにく塩麹

ご無沙汰しております。

今日は、家庭の医学の放送があったので

久しぶりに書くことにしました。
 

今回は、にんにくに含まれるS-アリルシステインという成分が

大腸がん予防に効果があるということで

テーマはにんにく。
 

にんにくは醤油や酢、焼酎などに1~3年漬け込むことで

S-アリルシステインが3~10倍に増え、効果的に摂取できるのですが

1~3年も待てないということで

1日で増やす方法はないものかというのが、スタートラインです。
 

どうやったら増えるのか、データが全く無いので

順天堂大学の高橋徳江先生とアイデアを出し合い、

そして数値を測ってもらったものを元に、また新たにアイデアを重ね

という作業を、実際に何回かやり取りして

最終的に行き着いたのが、にんにく塩麹でした。
 

今までそういう実験をしたデータがないので

本当に手探り状態でアイデアを出し、調べていただいたような状況だったので

一晩で2.7倍にもなるという結果を聞いた時は

本当に、びっくりしつつも、やったー!!という感じでした。
 

さて、にんにくと塩麹を混ぜる割合ですが

塩麹が多いと、どうしても塩分を多く摂ることになってしまうので

重量にしてにんにくと塩麹を同量で混ぜることにしました。
 

つまり、

にんにく50g(だいたいまるごと1個でそれくらいになります)に対して塩麹も50g

重量で1:1です。
 

番組で使った塩麹は私が自分で作ったものです。

乾燥米麹 200gと塩70g、水300gをまぜて

約1週間熟成させました。
 

でもスーパーなどでうっている塩麹でも大丈夫です。

ただし、市販の塩麹だと

塩分量も甘みもまちまちです。

市販のものだと、私の作ったものよりも、多分塩分濃いめのものが多いので

若干塩麹の量を減らしてもらったほうがいいかもしれません。
 

それから、にんにくですが

ミジン切りにする時に

私は普段、木べらなどでぎゅっと押しつぶしてから微塵切りにするのですが

(その方が、繊維が潰れて香りがたちます)

今回すりおろした場合S-アリスシステインが減少したこともあって

潰さずに微塵切りにしました。

そのほうが、いいかと思います。
 

それから、にんにく塩麹ですが

漬け込んでいるうちに、にんにくが緑色に変色してしまうことがあります。

この時期出回っている新にんにく(にんにくにも新ものがあるんです!)だと

変色しないんですが

ひねのものだと、緑色になります。
(私も実際家で作ったのは、緑色になりました)
 

緑色になると、ちょっとぎょっとしますが

変色しても成分に影響はないそうなので

使っても大丈夫です。

もちろん味も変わりませんので、ご安心を。
 

にんにくのS-アリルシステインは

大腸がん予防はもちろんなのですが、免疫力をアップさせる効果が期待できると

番組の中でも先生がおっしゃっていたので

夏バテ予防、夏バテ回復効果も期待できるのではないかと思います。

にんにく塩麹。

今回紹介した料理以外にも、

炒めものや、ドレッシング、麺のつけダレなんかにも使えそうです。

ぜひぜひ、作り置きして料理にすこしずつ使ってみてください。

コメント

  1. 菊池 喜志郎 より:

    黑にんにく(自家製)に塩麹を加えフードブロセッサーで仕上げた場合の
    効能はいかがになりますか。

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