家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日から
ガチで焼きそば三昧です。
作るたびに、ああ少し良くなった
と思うんだけれど
でも次の瞬間に、まだこんなんじゃダメだという天の声が聞こえてくる。
料理において
これでよし!という到達点は、自分の中にしかなくて
自分で、いいと思えば、それで完成だし
まだダメだと思えば、まだ未完成だし。
つまり
OKサインを出すのは、自分しかいないってことなんですよね。
いつだったか五木寛之さんがトーク番組に出ておられたとき
親鸞を書き終えた気持ちは?と聞かれて
あそこをもっとああいう風に書いておけばよかった
というような後悔が残っています。
というふうなことをおっしゃっていました。
五木寛之さんほどの方でも
そんな風に、完璧に満足できる仕事ができないのだから
私のようなものが、これで完璧!!というような焼きそばが作れる方が無理なのかも。
もっとも、ずーっとずっーっと満足できないからこそ
それが次へ進む原動力になっていることも事実なのだけれど
でもまあ、焼きそばです。
とりあえず、目の前にあるハードルは、とにかく超えねば。
ところで焼きそばの味付けって、何ですかね。
3玉100円くらいで売っている安売りの焼きそばだと
粉末の焼きそばソースみたいなのがついているけど
あれって、普通使うんですかね。
私は、あの粉末のは使わずに自分でソースを入れちゃう派
関西人なので、基本ウスターソースですが
最近は焼きそばソースっていうのもあるから
使うこともあります。
関西人なので、と書いたのは
関東の人は、ウスターソースより中濃ソースを使っておられる割合が多いと思う。
中濃ソースって
関西人の私から見ると、なんかちょっと中途半端で
普段あまり使わないんだけれど
関東の人は、(私の知っている限り)皆さん好きですね。
ちょっととろりとしていて、甘めで
それならとんかつソースでいいやん!
と思うけど、そういうものでもないみたい。
関西人が、お好み焼きに焼そばソースをかけたり
焼きそばにお好みソースを使わないみたいに。
今回焼きそばがテーマなので
スーパーの焼きそば売場をウロウロしていたら
最近はB級グルメブームの影響で
ご当地焼きそばを手軽に家で作れるようなのも売ってたりして
結構おもしろいですね。
そういえば
以前、宇都宮の大塚ウスターソースというのをもらったことがあって
それで、焼きそばを作ると
なんかわかんないけど、気分的に宇都宮焼きそばって感じがして
盛り上がったりしました。
やっぱ、焼きそばは
入れる具材も大事だけど
何のソースで味付けするかって
すごく大事ですね。
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