家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日の昼はうどんです。
おろし釜玉温玉のせ!!!
なんか、正しいお昼ごはんって感じ。
うどんを茹でている間に
大根をおろして、油揚げを焼いて
電子レンジで温泉卵を作って
後は茹でたてのうどんに全部のせてめんつゆと青ネギをかけるだけ。
やっぱうどんはスピードメニュー。
しかもうまい!!
実は、今日食べたうどん、無塩うどんなんです。
無縁ではなく無塩。
スーパーでたまたま見つけて、興味津々買ってみたのでした。
うどんって、小麦粉に水と塩を入れてこねて作るんですが
塩を入れないと、あの独特のコシが出ないんですよね。
昨年から減塩の本を作っていて
そのレシピを作るときに、一番苦労したのが麺類で
麺類のスープに含まれる塩分もさることながら
麺に含まれる塩分も減塩レシピを作るときには問題になるのです。
で、家庭で簡単に手打ち無塩麺が作れないかと、
いろいろ試行錯誤してみたのですが
塩を入れないで作ると、ちょっとすいとんみたいなベトっとした麺になる。
それでも、ほうとうみたいに煮込みなんかにしてしまえば
コシのない柔らか麺もありだなとはおもうのですが
(今回の本には、手作り無塩麺の作り方も紹介しています
・・・・・・・宣伝しちゃいました、すいません)
釜揚げで食べるとなると、なかなか難しい。
なので、無塩のうどんをスーパーで見つけたときは
これってすごいんじゃないかとおもったわけ。
で、食べた感想。
いや~びっくりしました。
普通の塩の入った麺と殆ど変わらないです。
塩分を気にしている人には、これ絶対朗報だと思う。
ちなみに
茹でうどん1玉240gで、塩分0.7g
干しうどん100g茹でた時の塩分 1.3g
(塩分早わかり 女子栄養大学出版)
だそうです。
一日の塩分摂取量の基準は
厚生労働相が推奨している一日の塩分摂取の目標量は
男性9.0g未満
女性7.5g未満
日本高血圧学会が高血圧の人に対して
高血圧治療ガイドで推奨している一日の塩分摂取量は
男女ともに6g未満です。
一日6gとなると、単純計算して一食2g未満ですから
これ、相当頑張らないときびしいんですよね。
でも、無塩麺がスーパーで手軽に買えるとなると
きびしい減塩を迫られている方には、すごく朗報なんじゃないかな。
大根おろしとか油揚げとかネギとかたっぷり乗せて具だくさんにすれば
大根おろしのうまみもあるので
めんつゆ少なめでも美味しく食べられます。
それにうどんって、めんつゆの味と言うより、
つるつるとした喉越しこそがごちそうだしね。
ちなみに無塩蕎麦もありました。
1月は心筋梗塞で亡くなる人の数が最も多い月なんだそうです。
気温が6度以下、気圧1013ベクレルより低いと、発症しやすいらしく
ぐっと冷え込み、寒冷前線が通過するようなときは
特に気をつけたほうがいいと、新聞に出ていました。
血圧高めの方、
どうぞお気をつけください。
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