家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
この前テレビを見ていたら
行列の出来るパン屋さんの特集をやっていて
真剣に見入ってしまいました。
パンと具を別々にチョイスできるサンドイッチ屋さんが紹介されていたんだけど
ああ言うの、楽しくていいですね。
パンも白いパンだけじゃなくて
ヘルシー志向の全粒粉や雑穀の入ったパンなんかあって。
私も一人で出かけていて、お昼どうしようかなっていうとき
そういうサンドイッチ屋さんでテイクアウトして
公園とかデパートの屋上とかでかぶりついたりします。
もう少し暖かくなったら、そういうのも楽しくていいですよね。
その番組で紹介されていて、すごく気になったパンに
黒糖パンというのがあって
ふわふわのパン生地に黒糖チョコレートがねりこんであるの。
ちょう美味しそうだった。
で、早速作ってみたわけです。
黒糖チョコレート、っていうのがなんなのかわからなかったけど
塊になっている黒糖があるので、
それをパン生地の中に練りこめばいいんじゃないの?って簡単に考え、
やってみたわけです。
ところが
こね終わったパン生地に黒糖を練り込むと
塊だったはずの黒糖が、ベタベタと溶け始め
その溶け出した黒糖で生地がまっくろのベタベタに
おお~っ、
これはやばいと思って、とりあえずベタベタのまま一次発酵させた。
パン生地って、ある程度以上砂糖を増やしてしまうと
酵母がうまく働かなくなるいので、相当まずい状況。
それでもなんとか発酵したようで、一度空気を抜いて2次発酵。
黒糖のベタベタは更にひどいことに。
もうここまで来れば、途中でやめるわけにもいかず
最後まで焼いて仕上げるしかない。
200度のオーブンでじっくり30分焼けば
溶け出した黒糖が、焦げてカラメル状になり
ああ、どうなるのかとおもいきや
いざ出来上がってみると、これが非常に香ばしくておいしい。
パンに練りこまれた黒糖の風味もなんともいえずおいしい。
人間万事塞翁が馬
でも、これで満足していては
人間進歩がありません。
昨日、もう一度挑戦しました。
今回はパン生地の方にはクルミを混ぜ込んで一次発酵。
黒糖は一次発酵後、
パン生地を平たく伸ばしたところにたっぷり振り
ロールケーキのようにくるくる巻いて成形。
作戦変更です。
これなら、手もベタベタせず、
パン生地もいい状態。
巻き込んだ黒糖が焼いている間に流れ出すのを防ぐため
食パン型で2次発酵。
型があれば、
もし仮に黒糖が流れだしてもパンにからまってカラメル状になるもんね。
こうして焼きあがった黒糖くるみパン。
リベンジ大成功!!!
黒糖のコクのある甘さとクルミの歯ごたえ
メチャウマです。
焼き上がりを待ってましたとばかりに頬張り
夕飯後も、少し食べたくなり
ごはんをしっかり食べたあとなのに、パンは別腹。
そして朝ごはん
きれいに完食です。
ちょっと食べ過ぎかな。
パンは作るのも食べるのも幸せな気分です。
コメント