家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今朝いつもの様にウオーキングに出て
いつものように、神社についたら
ずーっと前方に、犬をつれたご夫婦。
ずーっと前方だったけど
なんだかその犬が歩かなくて戸惑っておられる様子。
たまにいるんですよね。
散歩嫌いの犬。
飼い主さんが引きずるようにして、朝の散歩されているの。
そのうち階段にさしかかり
境内の平坦な道でも歩かなかったそのワンちゃん
階段を登れるのかと思ってみていたら
一段一段、これも大変なことになっている様子。
大変だな~
と思っているうちに、私の歩くスピードのほうがはるかに早いので
そのワンちゃんに追いつき、追い越し
神社にお参りして引き返してみると
今度はその石段を下りるところで
また、とてつもなく時間がかかっている様子。
追い越そうと思って、何気なくそのワンちゃんに見てあっと思った私。
そのワンちゃん、後ろ足の先が両足ともなくて
だから、歩きにくかったんです。
しかも、そのワンちゃんが階段を必死で降りようとしている横で
その飼い主のご夫婦が
頑張って、頑張って、そうそう、ゆっくりゆっくり
って、優しくワンちゃんに声をかけておられたんです。
がーんと、頭を叩かれたような衝撃
寄り添って生きるということは
つまりはこういうことなんですね。
抱っこして階段を上がり降りしてあげたら、
人も犬も楽なんだけど
共に生きるということは
そうじゃない。
一段一段
ともに、歩くということなんだと。
すべてを受け入れて、ともに生きる。
自分がその立場なら、それができるだろうか。
そうする勇気があるだろうか。
それだけの優しさがあるだろうか。
ウオーキングしながら涙がポロポロ流れました。
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