でいりいおくじょのBLOG

2021.11.04

梅干と映画「めがね」

梅干といえば、映画「めがね」

 

なんとも不思議な映画なのですが

見るとなぜか、無性に梅干しが食べたくなります。

 

物語のあらすじはこう。

 

何にもない海辺の宿に

都会から何かを求めてやってきたタエコさん

ここの宿では

とにかく、時間がのんびりゆっくりと進む

 

何にもせずに、のんびりすることがなかなかできず

なじめないタエコさんは

そののんびりさに耐えられません。

 

タエコさんはおそらく、

いろんな人間関係に疲れてしまって

携帯電話のつながらないところに行きたくて、ここへ来たのだけれど

なかなか、そののんびりムードになじめません

けれどいろんなことが起こって

少しずつ、少しずつ、いろんな心の重さを捨てられるようになっていくのです。

 

ざっくり書けば、そういうストーリで

とにかく、不思議な雰囲気に包まれる映画です。

 

その宿で

朝ごはんに出されるのが梅干しで

「梅はその日の難逃れ」

朝に梅干を食べられば、一日災難に出会わずに過ごせるのだそう

 

へぇ~~~~~~

そうなんだ~・・。

 

それが妙に心に残って

以前この映画を見た後、

しばらく毎朝梅干を食べていました。

 

今回、梅干しをの話を書いたら

すぐにこの映画のことを思い出し

もう一度見てみたのですが

やっぱり、不思議~な映画でした。

 

そうして、また、梅干しが食べたくなりました。

 

人は、重い荷物をガラガラ引きずりながら生きているのだなあ

その荷物って、本当は大したものなんて何も入ってない

だから、それを少しずつ少しずつ手放していくことで

自分らしく生きることができるようになるんだなあ。

 

そんなことを感じさせてくれる、なんとも哲学的な映画です。

 

2021年11月3日めがね

コメント

  1. へいこ より:

    映画の話題、久しぶりですね。私もこの映画、劇場で見ました。この作品の監督の「かもめ食堂」がやはり不思議な魅力で、
    気になって「めがね」も見たんです。私はあんな風に梅干し一つ丸ごと口には入れられないなぁ。

    同じく荻上監督の「トイレット」、もしまだ未見でしたらオススメです。

    1. 奥薗壽子 より:

      かもめ食堂は、原作の群よう子さんが好きで、本を先に読みました。
      荻上監督作品は、なんかどくどくな世界観がありますね。
      その不思議な感じが、見るときの状況によって、変わってくるのが面白いなあと思います。
      めがねも、以前見た時と、今回見た時では、なんか全然違う感じでした。
      今回の方が、なんかしっくりきました。
      トイレットは依然見たことがあるのですが、その時も不思議な世界観だなあと思いましたが
      今見たら、またしっくりくるのかもしれません
      でも、アマゾンでは見れなかった!!ショック!!!

  2. ママデューク より:

    この感想を読んで、母と一緒に観るのにいい映画かなと思って、Amazonプライム・ビデオで母と一緒に観ましたが、母は爆睡。しかしボクは映画を観ていて、癒されるというか、ゆったりするというか、時間がゆったりながれるような不思議な感覚を感じました。ネット上の感想を調べたら、母が寝たように退屈とか胡散臭いなど否定的な感想も多かったけれど、ボクは与論島の景色もキレイで黄昏れた生活もゆったり寛げていいなぁと肯定的にとらえられたので楽しく観れました。
    長くなりますが🙇‍♂️以下が観た感想です。
    それでは良い映画を沢山観て良い人になって下さいね😉サヨナラ・サヨナラ・サヨナラ👋足立区一のお調子者f@
    「めがね」(監督 荻上直子 106分)
    話の内容は、孤島で黄昏れる
    キレイな田舎の孤島の景色の中、タエコがデカくて重たいトランクケースを引きずって歩くというのが絵的に良かった
    海の色がキレイだった
    オセロしながらマンドリン弾いたり、堤防で釣りをしたり、というのが良かった
    サクラさんが向こうから三輪自転車に乗ってやってくるだけのシーンが、コミカル感があった
    ベンチとかき氷の掘っ建て小屋のシーンで、タエコとヨモギはベンチに座ってかき氷食べ、サクラさんは掘っ建て小屋内で作業し、そこへハルナやユージと犬のコージ(画面を横切って走る)もやって来て、サクラさんも自分用のかき氷作ってみんなでかき氷食べるシーンが良かった
    夕陽の砂浜でのマンドリン演奏が良かった
    全般的に
    最初は島の人達の黄昏れた生活に警戒していたタエコが、デカくて重いトランクケースを置いてサクラさんの三輪自転車に乗った時から、島の黄昏れた生活に馴染んでいく感じが上手く描かれていた
    黄昏れ上手な主要登場人物5人がみんなメガネをかけているというのもなんか良かった
    映画を観ていて、ゆったりと時間が流れるような不思議な感覚を感じた
    孤島のキレイな景色を観ているだけでも癒されるし、お疲れ気味の人達が観ればゆったりくつろげて、ヒーリング効果がありそうだとボクは感じた作品

    1. 奥薗壽子 より:

      みて下さってありがとう。
      なんか、不思議な世界観なんだけれど
      なぜか、このゆったりとした時間の流れが
      妙に心地いいですね。

      タエコさんが荷物を置いて、さくらさんの自転車に乗るシーン
      私も、あそこが一番好き。
      なんか、いろんなことを思いました。
      サクラさんのかき氷(沖縄風ですね)も、食べたいなあと思いました。

  3. ロゼママ より:

    私もです!この映画を観て、何ともほっこりして(笑)
    そして大好きな梅干しを見る度「梅干しは今日1日の難逃れ」と呟く様に。心と身体にじわじわ~っと染み込む映画。

    1. 奥薗壽子 より:

      梅はその日の難逃れ
      私もそんな風に思いながら、時々朝ごはんに梅干をつまんでいます。

  4. 福太郎 より:

    どくどくw
    どくとく、ね。

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