でいりいおくじょのBLOG

2021.11.26

ショパン国際ピアノコンクール

先日行われた第18回ショパン国際ピアノコンクール

日本人として2位入賞の快挙を成し遂げた

反田恭平さんのドキュメンタリーを見ました。

 

最初は、クローズアップ現代で取り上げられていたのを見て

反田さんのピアノ演奏を聞いて

すぐに、なんて優しくい音を出す方なんだと思いました。

 

聞いた瞬間から、反田さんの世界観に引き込まれ

その魅力に夢中になったって感じ。

 

そのあと、反田さんのドキュメンタリーが組まれて

それを見て

更に、その世界観に夢中になりました。

 

一次予選、二次予選、三次予選

そのそれぞれに、ち密な策を練って挑んでこられるのですが

ファイナルのステージの時

これまで練ってきた作戦をすべて捨てられるんです。

 

どれだけ練習したとか

すごいテクニックを見せようとか

そういう戦略は、全部やめて

 

ただ

自分がショパンを好きだという気持ちに素直に

楽しみながら演奏しようと決心されるんです。

 

それまで音楽のことを深く学び

ショパンについて深く知ったことを

いったん全部捨てて

 

本当に好きだと思う気持ちを前面に出して演奏する。

 

最終的に、そういう境地に至れることが素晴らしいんだなあと思います。

 

いろんな打算やしがらみやら

プライドやら、よく見せたいという見栄やら

そういうものが捨てられず

結局、そういうものに引っ張られて自爆していく

それが人間の弱さです。

 

最終的に、そういうものを捨てられるかどうかに

その人の人間としての成熟度が試される気がします。

 

そういう意味で

反田さん、素晴らしいです。

 

久しぶりに素晴らしい音楽を聞かせてもらいました。

反田さんのショパン

本当に、心にしみました。

 

機会があれば、是非、生で聞いてみたいです。

 

2021年11月25日ショパン

コメント

  1. へいこ より:

    NHKでやっていたやつかな?残念、見逃しました。再放送を期待します。でも今年、反田さんの演奏、生で聴きました。
    プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番。圧巻でした。クラシックは好きというだけで詳しいわけではないのですが、
    曲自体がとても迫力があるので聴きごたえがありました。反田さんを見るとどうも、聖徳太子を思い浮かべてしまいます。

    今日28日、TBSの情熱大陸で反田さん放送されますね。彼はテレビにも頻繁に出ていて、お話も上手。

    1. 奥薗壽子 より:

      それです、それです!!
      反田さんのピアノの音って、不思議な魅力があると思うんです。
      ピアノって、こういう楽器だったのか、って初めて知りました。
      確かに、聖徳太子っぽい‥。
      日本におられたころの写真と比べると、かなりふっくらされて
      食生活をちょっと心配したりしている、私です。母の気持ち‥。
      情熱大陸ですか!?
      見なくては!!!教えて下さって、ありがとう!!

  2. mirai より:

    私は長年ピアノを弾いていて、先日のショパンコンクールは連日リアルで拝見していました。
    反田さん以外にも素晴らしい日本人ピアニストがたくさん参加されていましたね。
    反田さんはショパンコンクールに照準を合わせてあらゆる準備をされてきました。
    体格がよくなったのは、ショパンを弾きこなすためにあえてのことであって、決して食生活が云々ではないそうです。
    私もいつか生で聴いてみたいです。

    1. 奥薗壽子 より:

      確かに、反田さんばかりが注目されていますが
      他の方々もすばらしい演奏でした。
      確かに、そうです!!
      体格が良くなったのは、ショパンを弾きこなすためだったのですね。
      すごい!!
      教えて下さって、ありがとうございます。
      私も、いつか生で聞いてみたいです。
      反田さんのピアノの音色と世界観に、何かものすごく魅せられてしまいました。

  3. 佐伯正晴  より:

    ピアノといえば女のするものという先入観があります。特に田舎ではそうです。男がピアノをするなんてそれだけで仲間外れにされてしまいます。そんな田舎で山本貴志というピアニストの演奏がありました。御存じのように15回ショパンコンクールで4位に入った日本人で初めての男のピアニストです。会場といえば雨漏りのする名ばかりのホールで、ピアノもガッタガタ。それでも渾身の演奏で聴衆に感動を与えてくれました。懇親会で直接お話を伺うことができ、その時の話では一回の演奏会で3㎏以上体重が減るそうです。私も「炭水化物抜きダイエット」で減量したのですが、3㎏減量に三か月もかかりました。世界に活躍するピアニストって強靭な肉体と繊細な精神を持ち合わせてないとでいない仕事のようです。
    どこか料理研究家にも似てるところがありますね。奥園先生にも私たちのためにますます頑張っていただきたいです。これからも楽しみにしています。

    1. 奥薗壽子 より:

      子供の頃から、クラスに一人くらい、とてもピアノの上手な子がいて
      たいてい男の子でした。
      一回の演奏で3キロも体重が減るなんて!!??
      やっぱり、ものすごい体力と精神力がいるんですねえ。すごいです。
      最近、すっかりピアノ好きになりました。

      うれしいコメント、ありがとうございました。
      これからもよろしくです。

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