でいりいおくじょのBLOG

2012.12.10

さんまのつみれ汁

日曜日の昼に
噂の東京マガジンという番組があって
その番組の中の“ためしてTRY”というコーナーがめっちゃ面白くて
毎週楽しみにしています。
ショッピングモールとかで
若い女の子(10~20代前半くらい)に、料理を作ってもらうんだけど
それがもう、とんでもないことをやってくれるので
爆笑しちゃうんです。
 
この前の日曜日は
鰯のつみれ汁でした。
 
生の魚を下ろしてすり身にするなんて
おそらく家ではやったことないだろうから
魚はどこからが内臓で、どこからが身なのかわかんないようにはなっていて
めちゃ、サバイバルしてました。
 
でも、嫌がらずに、魚をさわっていただけでも
偉いなあと思ったりしたのは
もう、明らかに母親目線です。
 
もし、これが自分の娘だったら
とりあえず、よくやったと涙ぐむかも。
 
そんな番組を見たら、
もう口の中も頭の中もつみれ汁でいっぱいになり
早速作りました。
 
イワシがなかったので、さんまです。
 
さんまは、頭と内臓を出して、手開きしちゃうのが奥薗流。
魚の中でもさんまは手開きできちゃうんです。
これを発見した時は、もう嬉しくて、あちこちで紹介しまくったんだけど
いまだにこれをやっている人を見かけないところを見ると
さんまを手開きにして料理すること自体
世の中的には、あまりされてないか
魚屋さんに頼んだらやってくれるのかもね。
 
さてさて、つみれ汁
 
フードプロセッサーとかで
ガーッと回すせばあっという間に綺麗なすり身になるんだろうけれど
 
私はすり鉢派です。
あらかじめ、細かく包丁で叩いてから、すり鉢でスリスリします。
なめらかにはならないけど
ゴツゴツした感じのすり身のほうが
魚の味がして美味しい気がするんですよね。
 
土鍋に昆布と水と干ししいたけをいれて火にかけ
大根、ごぼう、しめじなどをいれて先に煮ておいたところに
(つみれ汁にごぼうは、めっちゃ合いますね)
先ほどのゴツゴツしたすり身を、スプーンですくっていれて
それも、丸く綺麗な形じゃなくて、ゴツゴツっとした形で入れます。
こういうのも、形が揃っていなくて、途中で崩れたりしたようなのがあったりするほうが
絶対美味しいと思うんですよ。
 
味付けは、醤油と塩と、隠し味に柚子胡椒
柚子胡椒のぴりっとした辛味と柚子の香りは、けっこういいです。
 
最後に、長ネギの小口切りをタップリと。
土鍋で作ると
好きなだけ、おかわりもできるし
熱々のまま食べられるのがいいのです。
 
つみれ汁。
ちょっと手はかかるけど、しみじみ美味しいごちそうです。

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