家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
誰にでも弱点というのはあるものです。
高野豆腐にも弱点があります。
高野豆腐の弱点とは、
ズバリとろみ。
高野豆腐って、とろみのついたところに入れると
味が全くしみこまず
とろみの中で高野豆腐が孤立していきます。
どういうことかというと
例えばカレーの中に水で戻した高野豆腐を入れるみたいな事
とろみのついたカレーの中で、高野豆腐は完全に孤立し
カレールーと高野豆腐を一緒に口に入れても
高野豆腐の中には、まったくカレーの味はしみこんでおらず
口の中で噛もうとすると
高野豆腐を戻した時の水みたいなのがぎゅっと染み出てきて
めちゃめちゃまずい。
ハイ、これ
乾物初心者だった?十年前
何度も、何度もやらかしました。
あの頃、なんでそうなるのか全く分からず
煮込んだらなんとかなると思って、コトコト煮たりもしたけれど
何ともなりません。
カレーに入れたいときは
カレールーを入れる前に高野豆腐を入れて煮込まないといけないのです。
高野豆腐の弱点はとろみです。
ですから、今日Youtubeで紹介した高野豆腐のグラタンも
ホワイトソースの中に高野豆腐を入れてはだめなんです。
めちゃめちゃまずくなりますから、
これ、要注意ですよ~。
(69) 買い置き食材で作れるグラタンです。奥薗流ならめちゃめちゃ簡単で高野豆腐がふるふるに仕上がります!!<高野豆腐のグラタン> – YouTube
コメント
奥薗先生こんにちは。
毎日楽しく拝見しています。ありがとうございます。昨日の春菊の話ですが、そうですそうです。岡山にいた時はその春菊でした(ローマとは言っていませんでしたが)。同じ西日本なのに滋賀県に嫁いできて形が違うのに戸惑いました。葉はトゲトゲしてて茎が伸びてて。もう結婚して20年以上経つのに「常々これは春菊なのかな?」と思っていたので先生が指摘して下さってるのを読んで思わずコメントしました。地域の違いって面白いですね。サラダも作ってみますね。
そうなんですよ。
生まれ育った京都で食べていた春菊と
九州で食べた春菊は違うし
東京で食べているのは、やっぱり東京の春菊って感じがしています。
でも、どの春菊でも、サラダでおいしく食べられますので
是非是非お試しあれ。