でいりいおくじょのBLOG

2022.04.01

料理にお酒を使わなくなりました

料理にお酒を使わないのはなぜですか?

という質問を時々されます。

 

以前は使っていたこともあるんです。

でも、ここ5~6年くらいは

基本使わなくなりました。

 

お酒を使うとおいしくなるのは知っています。

でもね、どんなお酒をどれだけ使うかによって

美味しさが変わってきます。

 

たくさん入れたら、ぐっとおいしくなる。

 

いいお酒をたくさん入れたら、

更に、どんどんおいしくなる。

 

でもそういうレシピって

家庭料理研究家が提案するレシピではないと思うようになったんです。

 

だって、家にあるものだけで

普通に作っておいしく食べられる

そういうのが家庭料理だと思っているんだもの。

 

お酒に頼らず

素材の味を美味しくする方法

それを研究して、お伝えしたいのです。

 

人は

引き算はできない場合が多く

足し算する方がずっと簡単。

 

だから、

お酒を使いたい人は

私のレシピにお酒をプラスしてもらったらいいのです。

 

最低限の、基本のものだけでおいしく作れたら

後は、お酒を加えるのは個人の自由だもの。

 

だから、こそ、私のレシピは

必要最低限で、最大限のおいしさになるように

そういうレシピを紹介したいと思っています。

 

あくまで控えめに

やりすぎず、ほっとする家庭の味を大事にしたいと思っているのです。

 

2022年2月17日とら

コメント

  1. かみ より:

    少し前の日記にコメント失礼します。
    YouTube毎日観ては献立に役立てています。
    動画の中で、「ここはそんなに細かく考えなくても大丈夫」とか
    「ここは分量はあってないようなもの」などとおっしゃってるのを見る度に
    (あ〜多分今まで沢山聞かれてきたんやろうなぁ〜)と思っています笑
    私は講師業をしているのですが、タイプ的にしっかり細かく指示してくれないと出来ない!と言う方もいらっしゃって、教える事の難しさ奥深さを実感しています。

    少し話は変わりますが、昔の先生の書籍に料理研究家としての日々を綴ってた内容があって、心無い一言とかに少し触れていた部分があったのですが、
    今でもズボラや手抜き料理に難色を示す方がいらっしゃって(SNSで話題になったポテサラも作られないのかとか、麺つゆを使う女は嫌だ、とか)、
    当時から一貫してズボラという名の合理化に取り組んできた先生は
    今以上に昔はきっともっと色んなことを言われて来たのではないかなぁ〜と想像しました。

    そんな中でもいつも笑顔で私達の前に現れてくれる先生から私は見習う事が沢山あります。ありがとうございます。

    長文大変失礼しました。
    これからも沢山参考にさせて頂きます!
    季節の変わり目ご自愛ください。

    ※PS 書籍に、昔利用してたと書いてあった大阪の摂津市民図書館。地元なので余計に親近感が沸きましたー(^^)

    1. 奥薗壽子 より:

      コメント、ありがとうございます。
      世の中は、多様性に満ち溢れていて
      これが正しいという、絶対的な答えなどないと思ってきました。
      今も昔も。
      だから、自分のいいと思うことを発信して
      それをいいなと思って下さる方がいたら、すごくうれしいなと思っています。
      摂津図書館!!懐かしいです。近くに住んでいました。
      万博公園に、自転車で行ったりしていました。
      あの辺も、ずいぶん変わったんでしょうねえ。懐かしいです。
      また、摂津情報教えて下さい。

  2. さよ より:

    「そのまま飲んで美味しいお酒しか使わないこと」という文章をある料理研究家の本で読んだことがあります。
    そうか、と思って、でも現実にはそこまでの費用はかけられないし、下戸なので味が分からないと言うこともあり、買えるお値段の料理酒を選んできました。
    調味料や素材、調理器具、調理方法にこだわる、お金と時間をかけずに作りやすいことに重点を置いてコンソメ、だしの素、電子レンジを多用するなど、それぞれいろんなテーマをお持ちの料理研究家の方がいらっしゃって、わたしの定番になったレシピもたくさんあります。
    経済状況やスペースの問題など事情が変われば料理酒を買わないことにするかもしれません。可能性は限りなく低いですが、高価な日本酒を惜しみなく料理に使えるようになるかもしれません。
    でも、奥薗先生の、家にあるもので普通においしく作れる料理、というはっきりしたスタンスを知って、自分の状況に合わせて気負わずに作りましょうと言ってくださったようで、もやっとした気持ちが整理できました。
    なんだか嬉しくなったので、今頃ですがメッセージを送らせて頂きました。

    1. 奥薗壽子 より:

      料理研究家の方々は、それぞれにこだわりをお持ちですよね。
      私は料理研究家ではなく、家庭料理研究家なので
      (この肩書は、たぶん、私しかいないのではと思っています)
      家庭料理研究家は、こだわらないのがこだわりで
      誰でもが普通に作っておいしくて、繰り返し作りたくなるような料理を目指しています。
      これからも、どうぞよろしくです。

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