家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
久しぶりに牛丼を作りました。
牛丼と言うと、
今や安くて早くておなかがいっぱいになるお手軽ランチの代名詞。
家で作るより、食べに行ったほうがお得なのかもしれませんが
家で作れば作るだけのメリットもあるのです。
まずお肉
国産牛でも切り落としを使えば高くないし
丼なら4人分で250gもあれば充分。
フライパンに
水と醤油、味醂、砂糖を入れて火にかけ
沸騰したところにお肉を入れてさっと煮て
うすきりにした玉ねぎと小房に分けたシメジも入れ
後はフタをして5分ほど煮ればおしまい。
早いです。
しかも、家で作れば、玉ねぎとかしめじとか
野菜をたっぷり入れられるのがいいですね。
牛丼を美味しく作るコツは
甘くしすぎないことと、味を濃くしすぎないことだと思います。
正直、
今まで牛丼屋さんの牛丼って2~3回くらいしか食べたことがなく
それも、勉強を兼ねて
どんな味なのか知るために行ったようなもので
だって、おそらく
スタンダードな牛丼の味って
今や某有名チェーン店の味が基準になっていますよね、きっと。
はじめて食べた時に思ったことは
意外に甘くなくて、しょっぱい味なんだってこと。
関西風のすき焼きと比べると
砂糖が少なくて醤油が勝っている感じ。
それでも、私ちょっとへそ曲がりなので
一応関西風の甘辛い味付けでもつくって見たことがあるんだけれど
正直ダメですね。
甘いと、途中で嫌になる。
味に飽きてくるというか。
キリッとしょっぱいほうが、ごはんが進むんです。
しかも、味も濃いとダメですね。
特に汁だくにして、ごはんにたっぷり煮汁がかかっている感じにしようとすると
味が濃いと、途中でやっぱり嫌になってくる。
自分がイメージしているよりは
若干薄めにして
紅しょうがなどで味を足しながら食べて丁度いいくらいの味加減にすると
全部食べた時に、ちょうどいい感じで終わりますね。
そういうことを考えると、
やっぱ、牛丼屋さんって、スゴーク考えて作られているんだなと思います。
で、お家で作る牛丼の良さですが
切り落としって、それほど脂身が多くないので
あっさり仕上げることができるんですね。
しかも、野菜で増量できルノもヘルシーです。
多めに煮ておけば
食べたい時に温めなおして食べられるし
ごはんの量もかける量も、自分で加減できる。
家族の中で食べる時間が違う人がいても、対応できる。
値段的には
1人前作るとなると割高かもしれませんが
4~5人分一度に作ってしまえば
牛丼屋さんと同じくらいの値段でできちゃいます。
今日の献立は
ほうれん草の胡麻和え
(牛丼の味が濃いので、本の少しポン酢しょうゆをかけるくらいで)
根菜の梅煮
(根菜を梅干し味でさっぱり煮ました)
胡瓜と大根の即席漬け
忙しい日、
お家で牛丼も、いいものですよ。
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