家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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昨日と今日の徹子の部屋は
２日続けてメリル・ストリープさんでした。
メリル・ストリープさんと言えば
マーガレット・サッチャー鉄の女の涙で
アカデミー賞主演女優賞を受賞された時の人
普段はあまりテレビを見たいのですが
昨日と今日はどうしても見たくて
お昼ごはんの時間帯を、わざわざちょっとずらして
じっくり拝見させていただきました。
お話されること一つ一つが
本当に知性や品性にあふれていて、
もう全てが魅力的でうっとり。
中でも
女優業をやりながら
母親、主婦、妻もさらりとこなしておられたというところは
あまりの凄さに、ため息が出ました。
お子さんが４人おられるので
週末は仕事を入れず、家で過ごし
長いロケは子供たちが夏休みの間だけしか入れず、
撮影の後は子供たちのために夕飯も作り、
（これは途中であまりにも大変になり料理人を雇ったと、おっしゃっていましたが）
そして、何よりご主人を大切にされていて。
まさに、
仕事を持つ女性にとっての永遠のテーマである
仕事と家庭の両立を、見事にこなされているとは。
オソレイリマシタ。
（気持ちだけ英語で言っています）
私も家庭料理研究家なので
作る料理は、必ず家族の暮らしとつながっていなければならないと思ってきました。
だからこそ
うれしい日も悲しい日も、落ち込んでいる日もイライラしている日も
自分の気持から目を逸らさないで
そんな日にも作れる料理を、毎日３食作って来ました。
基本的に外食もしないし
買ってきて食べることも、ほぼ無いので
ひたすら、買い物に行ってはコツコツ作り続けるみたいな。
しかも、料理は家庭生活の延長だと思ってきたから
主婦の仕事も、毎日毎日のルーテインとしてこなしてきたわけで
まあ、こちらは、相当に手抜きで、
自慢できるようなことは何一つないけど。
仕事をしながら
家族のために、家庭のことも一生懸命やってきたつもり
こう書くと、メリル・ストリープさんのやっていることと一見同じように見えるのに
なんでかなあ、
私がやったら、ちっともステキでないし
全然すごくもない。
しかも、本当のことを言うと
仕事と家庭を両立するのは、相当しんどい。
正直、嫌になって逃げ出したくなるときもある。
・・・・・・・・・。
なーんてね。
こんなふうに物事後ろ向きに考えたくなるときは
注意信号。
ちょっとお疲れかも。
多分メイル・ストリープさんだって
嫌になる時もあれば
疲れる時や、落ち込むときもあって
でも、すてきな人っていうのは
多分、そういうのをパーッと発散させて、エネルギーに変えてしまうような
なんか自分だけの方法みたいなのを持っているんですよね、きっと。
私はあるかな。
うん、あるある。
お風呂に、ちょっと高めのレアな入浴剤を入れて
料理以外の本を読んで
ゆっくり長風呂をする。
うん、いいぞいいぞ。
自転車にのって、ちょっと遠出をして
行ったことのないスーパーで買い物をする。
いいね、いいね。
お抹茶と和菓子を買ってきて
ティータイムを楽しむ。
うひょひょ・・。
暮らしの中の小さな楽しみを考えたら
案外自分の暮らしの中にも、ささやかな楽しみがあるもの。
それに気づいたら、ちょっとだけすてきになった気がした。
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