家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
自分への誕生日プレゼントに
小さな詩集を買いました。
「おんなのことば」
(茨木のり子著 童話屋)
茨木のり子さんの詩は
昔からずーっと好きで
手帳に書き写したりしては
何度も何度も読み返していました。
中でも
「汲む」という詩は、本当に大好きで
心が折れそうになった時には
いつも読み返し
どれだけ力をもらったかわかりません。
ひどく落ち込んだり
心がボロボロになったり
自信喪失して、不安な気持ちに震えたり
いい年して
充分おとなになったくせに
何やってるんだと、自分で自分を罵倒したくなる時
それでいいのだと、言ってくれるのです。
いくつになっても
傷つきやすくていいのだと
震える弱い心があってもいいのだと
いや、むしろ
それこそが人間らしさ
それを失った時に、堕落は始まる。
歳を重ねるほどに
茨木さんの言葉がじんわりと心のなかに入り込みます。
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