家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
最近、話題の漫画「キングダム」を読んでます。
秦の始皇帝が、春秋戦国時代、中国を統一していくお話なんですけど
これがなかなか面白くて
昨日は8巻。
自分の生い立ちに苦しむ政(のちの始皇帝)と
闇商人の女頭目紫夏が、月を見ながら話すシーン。
悲しみのどん底で見る月がいつも以上に輝いていると
月が自分をあざけり笑っているように見えていた紫夏。
紫夏は餓死寸前の孤児で、心優しい養父に助けられた過去がある。
嘲り笑われているような気持になるから、月を見るのを嫌っていたら
その養父が彼女に言った。
月がいつも以上に輝いて見えるのは
くじけぬように励ましてくれているのだと。
自分を嘲り笑う人ばかりでなく
はげましてくれる人も、この世の中にはいるのだと。
すべてのに心を閉ざしていた政だったが
この話を聞いて、何かを感じ
「月の秘密を教えてくれて、ありがとう」と言う。
この一言で紫夏は
政の心の中に、まだ人を信じる心、人間らしい温かさ、無垢な子供の心
が残っていることを確認する。
文章で書くと、うまく伝わらないのですが
すごーくいいシーンで
月は、同じなのに
見る人の心によって、どんな風にも見える。
月を見上げた時に、私はどんな風に月を見るだろうかと思った。
励ましてくれていると思って、いつも月を眺めていたいな。
前置きが長くなりました。
今日は十五夜ですね。
お月見。
でも、この天気では、お月様、見えないかもです。
でも、お月見なので、お団子をつくなかきゃと思い
今日は、みたらし団子、作りました。
白玉団子をこねこねして、丸めてゆでたら
別の鍋に作っておいた、あんの中に入れてからめるだけ。
白玉団子は、焼くと香ばしさがプラスされて、それはそれでおいしいんだけど
ゆでてすぐをあんにからめた柔らかい食感も、これはこれでおいしいのです。
あんの分量を一応書いておくと
水 100cc
砂糖 大5
醤油 大1
片栗粉 小2
すべてを鍋に入れ、かき混ぜながら火にかけ
全体に透明になって、とろみがついたら出来上がり。
甘じょっぱい味が好きなら醤油をもう少し多くしてください
この割合だと、甘めの味付けで黄な粉をかけるのもおいしいです。
お月様は、今日は見れないかもしれないけど
せめてお団子だけでも。
さて、つやつや輝いているお月様のような団子を見て、何を思う?
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