家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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自他ともに認める和菓子好きです。
もちろん、甘いもの全般好きなので
ケーキやチョコレートやジェラートも、なんでも大好きなのですが
何か一つ選ぶとしたら、やっぱり和菓子かな。
つんとすました威厳があるお店というよりは
庶民的な街の和菓子屋さんの方が好きで
街を歩いて、そんなお店を見つけると吸い寄せるように入ってしまいます。
昨日も仕事で、愛媛県の八幡浜というところに行っていて
街を散策していたら一軒の輪菓子屋さんを発見。
中をのぞいてみたら部活帰りの女子中学生が2～3人。
へえ～っ、和菓子屋さんに女子中学生と思って興味がわいて入ってみたら
どうも、その家の子供のお友達だったようで
お店のおかみさんが、
「せっかく寄ってくれたんだから、何か好きなものを食べていきー」
などと言って、その子たちにお菓子を食べさせておられる。
なんか、そういうのいいな～と思う。
和菓子屋さんとかケーキ屋さんって
どちらかというと、あまり生活臭がしない感じがするんですが
よくよく考えてみたら、和菓子屋さんにも、ケーキ屋さんにも家族があって、生活がある。
その延長線上にある和菓子やケーキって、なんかあったかい感じがしていいなあ、と思ったんです。
案の定、買って帰った薄皮まんじゅうは、なんだかほっこりするやさしい味わい。
地方に行って、THE・お土産というようなお菓子を買うのもいいけど
こういう、その街の空気ごと持って帰れるようなお菓子、大当たりでした。
で、今日のおやつは、この薄皮まんじゅうにお抹茶を合わせてみました。
実は、私抹茶も大好きで、毎日のように飲んでいるんです。
なーんていうと、正座をしてきちんと背筋を伸ばして、上品なことをやっているように聞こえますが
全然、そういうのじゃなくて
使う器は、カフェオレボウル。
作法もなーんも無視して
台所で立ったまま、シャカシャカ立てるだけ。
それでも、冷たい麦茶で和菓子を食べるのと
お抹茶で和菓子を食べるのとでは
やっぱ、和菓子のおいしさって、違うんですよね。
やっぱ、お抹茶の苦味とあんこの甘みというのが、絶妙なのです。
立てたお抹茶の中に氷をがーっと入れ
アイスにして飲むこともあります。
暑い時の冷たいお抹茶もおいしいのです。
これって、はっきり言って邪道なんだと思うけど
これはこれで、おいしいからいいじゃないのと思っています。
最近は、急須で日本茶を入れるお家も減ってきているようで
なんでもペットボトルで手軽に飲めますが
茶筅さえあれば
手持ちの器でちゃちゃっとお抹茶を楽しむこともできるので
たまには、そんな風にお菓子とお茶を楽しむのもいいのではないでしょうか？
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