でいりいおくじょのBLOG

2015.12.13

ひき肉とコーンのカレーピラフ&鶏肉とセロリとトマトのスープ

16年前、根拠のない自信をもって東京に出てきたものの

いったいどうやれば料理研究家になれるのかもわからず

自分の進むべき道を模索しているとき

家庭料理を作っている人は、全国のあらゆる場所にいるのだから

その人たちをネットワークでつないだら面白いんじゃないだろうかと考えました。

それが、お台所奉行の会。

各家庭にいるお台所を牛耳っている人お台所奉行と呼び

なべかま通信という機関紙の中で、意見を交換し合う場を作ろうと考えたのです。

あの当時、インターネットはまだまだ一般的でなかったから

郵便やFAXで、意見をやり取りして

私がそれを編集し、なべかま通信として発行する。
 

その時は、とっても画期的だったことが

今ではとっても、時代遅れなことをやっているように見えます。

でも、そんな時代遅れなことを

じつは今でもコツコツやっています。
 

もっと今風のやり方に移行することは可能なのですが

こういうレトロなやり方でしか、伝わらないこと、わからないこともあるので

今でも、こつこつ原稿を書き、

手作業で編集して、発送しています。
 

おしゃれとか、素敵とか、かっこいいとか、センスいいとか

そういう世界から、最も遠いところにいる家庭料理研究家っていうのも

まあ、私らしくていいかなと。
 

そんなわけで、ここ一週間ほどは、なべかま通信の原稿をひたすら書いて

今日、ようやく原稿やイラストが描きあがり

いよいよ、編集の最終段階。
 

何とか年内に発送できる見通しがつき

今ちょっとほっとしているところです。

(もし、読んでみたいと思ってくださるなら、ぜひぜひご一報ください)
 

さて、今日もお弁当の話です。
 

今日のお弁当は、

ひき肉とコーンのカレーピラフと

鶏肉とセロリとトマトのスープ
 

ひき肉でピラフを作るときは

フライパンにひき肉と塩、コショウ、しょうがのすりおろしを入れ、

(本当は、にんにくを入れたいところだけど、昼間からにんにくの匂いってちょっとね)

混ぜながら火にかけて、炒めていきます。
 

ひき肉にしっかり味をつけておくと

あとからごはんにはほとんど味をつけなくても、きちんと味が決まります。
 

ひき肉に火が通ったところに

玉ねぎを入れて炒め

ここでカレー粉と隠し味のケチャップも入れて炒めます。
 

玉ねぎを微塵きりにする元気がないときは、入れずにちゃちゃっと作っちゃうことも多いんだけどね。

今日は、ちょっと心の余裕があった。
 

なんで玉ねぎの話をしたかというと

玉ねぎを入れなかったら、ほとんど包丁を使わずに、このピラフは作れちゃうからなんです。

料理って、丁寧に、セオリー通りにやらなきゃならないってもんじゃなくて

その時その時、時間やら、心の余裕やら、作り手の気分やらで

臨機応変に変化させても大丈夫なんですよね。
 

で、玉ねぎが透き通ったら、

ここに、コーン(冷凍)をいれて

更にピーマンも入れて炒め

最後に火を止めて、ご飯を混ぜれば出来上がり。
 

たぶん、最初ひき肉に入れた塩味とケチャップで、ほぼいい感じに味が決まるはず。
 

最後に足すのは、醤油。

ウスターソースでもいいんだけど、醤油を入れるとなんかちょっとほっとする味になります。
 

この時、もしあれば薄口しょうゆを入れると、カレー粉の色がきれいに仕上がります。
 

スープは、鶏肉と大根のスープと同じ作り方で

大根をセロリとトマトに変えただけ。

これも仕上げに薄口醤油で、色をきれいに仕上げました。

もしあれば、レモン汁を入れて、ちょっと酸っぱい味にするのもおいしいです。

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