家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は渋谷で仕事があったので
ちょっと早めに家を出て、
個人的な用事を済ませました。
個人的な用事、なんて書いちゃったけど、そんなすごい事じゃなくて
東急地下のフードショウで、買い物をしたのです。
この前、撮影の時に豚レバーの話になって
関西人にとってレバーと言えば鶏で
牛の内臓は食べるけど、豚の内臓は食べたことがなかったって話になったんですね。
だから東京に来たとき
豚の内臓っていうのを料理してみたくて
近所のお肉屋さんと仲良しになって、いいレバー取り置きしてもらったり
下処理の仕方を教えてもらったりしました。
でも、豚のレバーって、食べなれていないからか下処理がなかなか難しく
腎臓なんかは、ちょっと失敗するとものすごくアンモニアの匂いがしちゃう。
で、やっぱりレバーは鳥が一番食べやすくていいわ、という結論に達し
以来、あまり豚レバーを食べる機会がありませんでした。
ところが、東急デパートの地下のフードショーの中に入っている
イーションというお店のレバーかつなら、絶対豚レバー嫌いの人でも食べられる
っていう話になって
今度渋谷に行ったら、絶対買ってみようと思っていたのでした。
で、買って帰ったのがこれ
話に聞いていた通り、上にソース(結構濃厚)がべったりかけてあり
レバー自体は、かなり薄め
ペラペラのカツみたい。
で、たべてみると・・・・・。
まったくレバー臭さもなく、レバーと言われなければレバー感は全くなし
上に塗った甘い中濃ソースがパン粉に良く染みて
ちょっとしなっとなった衣の感じも、次の日の衣がふにゃっとしたコロッケで
なんか食欲そそられちゃいます。
おいしい!!
もちろん、徹夜明け、仮眠2時間の体には
レバーの栄養が効きそうです。
今日は、かなりお疲れモードなので
このレバーカツをメインに
野菜料理をいくつか。
野菜もたっぷり食べなきゃね。
野菜料理は、例えば小松菜のおろし和え
普通こういうのって、青菜をゆでて、大根おろしと雑魚を混ぜたものをのせたりあえたりすると思うんですけど
小松菜だと直炒めできるので、簡単です。
小松菜は茎と葉に分けて、茎から炒めるのが基本ですが
炒め物の時、もう一つ大事なことがあって
野菜の水気をしっかり切っておくということ。
早めに洗ってざるに挙げれば、上手に水気は切れますが
バタバタと時間に追われて作るときは
そういう悠長なこともやってられないので
私は、生の小松菜をそのままぎゅうっと水けを絞ってフライパンに入れます。
水けを絞ると、意外に水気がなくなって、上手に炒められます。
さらに、ちりめんじゃこを大根と混ぜるのではなく
小松菜と一緒にいためちゃう。
そうすることによって、小松菜にじゃこのうまみが移るし
じゃこの塩分で小松菜の調味もできてしまうしで
いいことずくめです。
最後に大根おろしとポン酢醤油をかけて出来上がり。
ただの小松菜の炒め物が、大根おろしをのせて、混ぜ混ぜするだけで
ぐっとごちそうになるから不思議です。
これからの季節、野菜炒めにも、炒めたお肉でも
大根おろしをのせて、ポン酢しょうゆで食べる食べ方は
お疲れ気味のお中にも優しいし、さっぱり食べられるのでお勧めですよ。
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