家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
これはたぶん、料理研究家あるあるだと思うんだけれど
卵を買う時
黄身の色がきれいなのを買います。
って、見た目で黄身の色は分からへんやん
って思うでしょ?
いろんな卵を買って使って
黄身の色がきれいな卵を買うようにしてるんです。
撮影の時
卵の色で、料理の見え方が全然違ってくるからね。
自分で食べる分には
別にそんなこと気にしないんだけれど
一応、撮影に使うやつは
そういうところ、めちゃ気にするんですよ。
味の方は、ほとんど変わらないんだけどね。
昔、卵の黄身がレモン色みたいな卵で
卵料理をしなければならないときがあって
(めちゃ自然のエサで育った鶏の卵でした)
出来上がった卵料理が
本当に、薄ーい黄色になって
(まあ、それは私の責任ではないんだけれど)
どうみても、美味しそうには見えなくて
でも、料理でどうにかなる問題でもなくて
最後には、カメラマンさんも私も、困り果てた
ってことがありました。
そんなことがあったから
卵の黄身の色は、絶対失敗しないように気をつかう。
で、
撮影用にはこれって、決めていた卵があって
それをいつも買っていたんだけれど
この前、買いに行ったら売り切れていて
仕方ないので、次の日に、もう一度買いに行ったんだけれど
やっぱり売り切れていて
どうしたものかと、しばし悩みました。
そうなったら
別に、どれ買っても同じやん
って思うんだけれど
なんかねえ、
色がきれいじゃないと、また途方に暮れるかもしれないし
どうせ買うなら、出来上がりがきれいな奴の方がいいし。
でも、買った事のない卵しかなくて
仕方ないので、とりあえず、何種類か買って帰ったわけですよ。
(そんなに卵いらんわ)
で、割って、比べてみたところ
なんとなんと、最近の卵って
どれも全部めちゃきれいなオレンジ色の黄身なんですね。
どの卵買っても
それなりにきれいで鮮やかで、文句なし!!
今まで、あんなにこだわって、
何が何でも、あのメーカーの卵って思っていたのは
いったい何だったんだろう?
いやあ、世の中はどんどん変化してますねえ~。
ちらり・・・。
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