家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
「孤独のグルメ」を見ていたら
刻みしょうがをのせた冷ややっこというのが出てきて
へえー、おろししょうがじゃなくて、刻みしょうが?
って思ったら、すぐにでも試してみたくなり
早速、やってみました。
確かにしょうがを刻んでのせると、おろししょうがよりも風味がさわやかで
豆腐の柔らかい食感と、しょうがのしゃきしゃきした食感のコントラストもいい。
けれど、最近ちょっと肌寒くなってきているので
冷ややっこって感じでもないし
湯豆腐に刻みしょうがでは、なんかちょっと芸がない。
豆腐と刻みしょうが、この二つを組み合わせておいしいものが作れないか。
そう思って考えたのが
刻みしょうがの豆腐丼!!
フライパンにごま油を入れ、
刻んだしょうがをたっぷり炒めたところに豆腐を入れ
崩しながらじゃーっと炒めたら
醤油を回しいれ、鰹節を混ぜます。
最後に刻んだねぎを入れて、さらにさっと炒め合わせ
ご飯の上に乗せたら出来上がり。
しょうがに含まれる、ジンゲロールは加熱することで
ジンゲロンやショウガオールに変化し
体を温める効果が生まれるそう。
なので、夏の冷や奴は、加熱せずにしょうがを食べてもよかったのですが
これからの時期は、しょうがを加熱して食べた方が理に適っているというわけ。
この料理のポイントは、豆腐を炒めたところに醤油を回しいれ
豆腐に味をつけたら、鰹節を混ぜて、
うまみをプラスさせるとともに、豆腐の水分を鰹節に吸わせること。
鰹節に豆腐の水分を吸わせれば、
豆腐の水切りをしなくていいし
ご飯が豆腐の水分でびちょびちょになることもありません。
この時醤油はあくまで少なめにしておくのも大事なところ。
薄味にしておくことで、しょうがや豆腐の味がよくわかるし
味は、あとで足すこともできるので。
(濃いと、引き算はできないものね)
実はこれ、
豆腐チャーハンにしてもいおいしいんじゃないかと思ってやってみたんだけれど
私は、ご飯に混ぜてしまうより、
ご飯の上にかけて、自分で食べるときに混ぜた方がおいしいと思いました。
食べるときに、味が足りないようなら、しょうゆやめんつゆなんかかけるのもいいし
ごま油を少し回しかけたり、ポン酢しょうゆを少しかけるのもありですね。
いずれにしても、刻みしょうがをたっぷり入れて、
しょうがの辛味で、口の中がピリピリするくらいがおいしいです。
お箸を添えたけたけど
本当、スプーンですくって、モリモリ食べてください。
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今日のお弁当
鮭の塩麹付け
茄子とピーマンの金山寺味噌和え
豚肉とサツマイモのピリ辛煮
卵焼き、ミニトマト
生鮭は、あらかじめ塩を振って10分くらい置いて
出てきた水分をふいてジッパー付きの袋に入れ
塩麹とみりんを混ぜたものに一晩浸けておくと
朝は焼くだけで一品できるの重宝します。
魚焼きグリルで焼いた方が、きれいに焼けたと思うのですが
フライパンで焼く方が簡単だわ、と思って焼いたら
見事に焦がしてしまいました。
みりんと塩麹は、焦げやすいので、弱火でじっくり焼いてくださいね。
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