家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
ちょっと肌寒くなってきたので
今日はクリームシチューでも作ろうかと思って、スーパーに行ったら
キャベツが1個100円!!
これはもう、ロールキャベツしかない!!
ということで、今日はロールキャベツ、作りました。
1個100円のキャベツは、ちょっと小ぶりだったんだけど
ロールキャベツにするなら、小ぶりのほうが丸々1個全部使いきれるのでいいんです。
キャベツは真のところに包丁を突き刺して、葉っぱがはがれやすいようにして
(芯はくりぬけたらくりぬいてもいいけど、無理にくりぬかなくても切り込みだけでも大丈夫)
鍋に湯を沸かしたところに、キャベツの芯を下にしていれるんです。
で、2~3分針のところを加熱したら、
キャベツをひっくり返して、またそのまま2~3分加熱します。
すると、芯のところから、ぺろりとキャベツの葉っぱがはがれてくるので
あとは順に一枚ずつ、はがしていくだけ。
トングなどでキャベツを挟んでひっくり返しながらゆでると、上手にはがすことができます。
今日は8個作る予定なので、全部で16枚はがしたら
残りのきゃべつは、微塵きりに。
中途半端にゆでたキャベツって、残しておいても傷みやすいので
私は細かく刻んで肉だねの中に入れちゃいます。
肉だねは、ぽり袋に玉ねぎの微塵きりとキャベツの微塵きりと塩を入れてもみもみし
しんなりしたところで、今日は鰹節ととろろ昆布と片栗粉を混ぜました。
肉だねに鰹節やとろろ昆布を入れることで
煮ている間にうまみがしみだして
スープも肉だねも、ぐっとおいしくなるんです。
あとは豚ひき肉、おろししょうが、こしょう、しょうゆを入れて
袋の上からもみもみ
全体に混ざったら袋を切って広げ、8個に丸めたら準備OK。
さてさて、先ほどのキャベツですが
芯の部分を麺棒でごろごろして、繊維をつぶします。
料理本では、新を薄くこそげ取ると書いてあるようだけど
わたしは、昔から、このローラー作戦です。
このほうが、簡単だし、楽しいし。
あとは、キャベツ2枚を1組にして重ね、
8等分にした肉だねを包むんだけど
くるっと巻くとき、片方だけを内側に巻き込んでくるりと巻き
もう片方は、最後に指で押し込むようにすると
爪楊枝を使わずに、上手に止めることができます。
あとは、鍋にぎゅうぎゅう詰めに入れて
(鍋にぎゅうぎゅうに詰めるほうが、煮ているときに煮崩れません)
水と昆布、しょうゆ、とみりんを入れて、お吸い物くらいの味にし
上に、トマトとベーコンの微塵きりを散らし
あとは、キャベツが柔らかくなるまで、ふたをして煮るだけ。
スープの素など入れなくても
肉から出るうまみと、肉の中に入れた鰹節、とろろ昆布
上に乗せたトマトとベーコンのうまみで
深みのある濃厚なスープに仕上がります。
時間があるときは、土鍋など、保温力のある鍋でじっくり煮るのもいいものですが
今日は、圧力鍋で手早く煮ました。
圧力鍋だと、圧力がかかってから5分加熱し、
あとは、圧が下がるまで自然放置するだけ。
短時間でとろとろの柔らかさになります。
一日目の今日は、和風味、お伝のような感じでシンプルに楽しみ
次の日はケチャップなどを入れて、ちょっと洋風にするもよし
上にピザ用チーズをのせて、
オニオングラタンスープならぬ、キャベツグラタンスープにするもよしです。
最後にスープが残ったら
ご飯を入れて、おじやにするのも楽しみ楽しみ。
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今日のお弁当
ポークチャップ
ソーセージのパン粉焼き
ベイクドポテト
ブロッコリー
切干大根と人参の即席漬け
卵焼き
ポークチャップは、豚肉に小麦粉をまぶし
玉ねぎと一緒に炒めたところに
ケチャップ、ウスターソース、はちみつ(少々)とからし(少々)をからめたもの。
時に、こういう洋食系の味も
白いご飯に合いますね。
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