家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日、スーパーに行ったら
珍しく、国産豚肉スペアリブが売っていたので
うれしくなって買いました。
うちの近所のスーパー、歩いて行ける近い距離に何軒もありますが
いずれのスーパーでもスペアリブというのは、まだまだいつも置いてある食材ではなく
おいてあったとしても、国産ではないことが圧倒的に多いですね。
お肉屋さんに行けば、国産のも買えるのでしょうが
そこまでして、買い求めるほどの情熱を普段持っていないので
こうして、たまたまスーパーで見つけたりすると
おお―っ、なんて思って、つい買ってしまったりするわけです。
スペアリブは普通、バーべーキューソースに漬け込んで
オーブンで焼くことが多いかもしれません
私は、角煮風に煮るほうが断然好きです。
豚のばら肉で作る角煮って
おいしく煮るには、煮方も大切ですが
肉に選び方も結構重要で
脂身と赤みがいい感じに層になっていることが大事だし
親しいお肉屋さんなら
柔らかく煮える部分を切ってもらう手もあります。
(バラ肉の中でも、柔らかいところと硬いところがある)
もし手に入るなら、皮付きのばら肉なら
さらにしっとり柔らかく煮えます。
でもね、こういうのって、かなりマニアックな角煮愛がないとなかなかできないですね。
ところがです!
スペアリブを使えば、簡単にとろとろの柔らかい角煮ができちゃうんですよ。
もちろんスーパーで売っている普通のスペアリブで
簡単においしくできます。
そんなわけで、今日はスペアリブの沖縄風角煮、作りました。
スペアリブは最初に下茹でをしてあくをとってしまうと、あとの作業が楽になります。
アクを上手にとるコツは
スペアリブと水を鍋に入れて火にかけること。
沸騰したところにスペアリブを入れるのではなく
自ら入れて火にかければ、沸騰するころにはたくさんのあくが出ているので
それを一度全部捨てて、きれいに洗い
新たに煮始めれば、次からはアクが出ません。
煮るとき、最初は味をつけずに煮て
柔らかくなったところで調味料を入れるほうが、実が柔らかく煮あがります。
今日は沖縄風なので
水と泡盛を半々に入れ、圧力鍋で煮ちゃいます。
圧力がかかったら火を弱め、10分くらいで火を止めて
あとは自然放置すれば、十分柔らかくなるはずです。
(普通の鍋で煮たら1時間くらいかかるかな)
下茹でが終わったら、ここに味付け
今日は黒糖と醤油。そしてお酢を少し。
酢を入れると、肉が骨から離れやすくなるし、
脂っぽさがなくなって、すっきりした味になります。
今日は結び昆布も入れ
もう一度圧力をかけて、今度は3分。
蓋を開けて、ガーっと煮詰めたら
最後に小口切りにしたねぎを入れてひと混ぜしたら出来上がり。
こういうのは、骨を手で持って、かぶりつくのがいいですねえ。
残った煮汁は冷蔵庫に入れてとっておき
上に浮いた白い脂を取り除いて水で薄め、大根なんか煮るのもいいですよ。
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今日のお弁当
鶏むね肉の梅シソ焼き
サツマイモの甘辛煮
レンコンのごま酢漬け
小松菜としめじのお浸し
卵焼き、ミニトマト
鶏むね肉は塩をもみこんでから小麦粉をまぶし、
青しを巻いて両面こんがり焼き
焼きあがってから梅肉を塗ります。
そうすると、梅の香りと色がきちんと際立つし
作るのもこのほうがうんと簡単です。
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