でいりいおくじょのBLOG

2023.02.09

中華蒸し麺・・・って?

レシピの材料の所に

中華蒸し麺って書いてあったら

何のことかわかります?

 

ペッパーソースって書いてあったら

何を思い浮かべます?

 

赤しそのふりかけ

これは想像できるかな

 

答えは

1番目が焼きそば用の中華麺

2番めがタバスコ

3番目がゆかり

 

レシピ本とか、

テレビ放送などの時

これらの言葉はNGワードで

訂正されることが多いんです。

 

タバスコとゆかりは、メーカーがつけた商品名なんです。

なので使うのがNGになり

焼きそばに関しては、

そう書くのが正しいという決まりみたいになっているような‥。

 

かれこれ30年くらい料理の仕事をしてきて

本やテレビの仕事もさせてもらってきて

よく訂正されました。

 

そういう決まりだと言われれば

そうなんだろうなあと思って、従ってきましたが

 

言い直された方の言葉から、それをイメージするのって

めちゃ難しくないですか?

 

以前は、それが暗黙のルールだったので

そういうものかと思って従うしかありませんでした。

 

ところが

SNSが普及して

そういう媒体を全く経由しない人が多数を占め

誰でもが料理を発表できる時代になったことで

 

固有の商品名だって

あたりまえにバンバン使うようになりました。

 

そういうことを気にする

ってこと自体知らない人も多いのでは?

 

そうなると、そのルールって

全く形骸化してしまって、

もうそんな言いなおしなんてされない時代になったって思っていたんです。

 

ところが今日、こんなツイートを読みました。

 

正式には中華蒸し麺なんだけれど

焼きそばって書いては、なぜいけないの?

 

たぶん、これを書かれたのは

料理関係のお仕事の方だと思います

 

ええ~~、まだ、そのルール、なくなってないのか~

なんかびっくりしました。

 

私個人としては

もう、そんなかたっくるしいルールはやめて

イメージしやすい名称で書く方がいいと思うんですけどね。

 

いや私も

昔のやり方が染みついて

なかなか、新しいことができないことはたくさんあるので

偉そうにはいけないんですけど

 

ゆかりって書く時

ゆかりって書いても大丈夫かな。なんて思ったりするんですけど

 

やっぱり、新しい時代に移行するために

かわらないといけないことがあるなあ、ってあらためて思いました。。

 

すごいスピードで時代が変化しています

 

その変化に取り残された化石のような習慣が

こんな風に残っていかないようにしなくっちゃ。

それって、私たち世代の仕事かもって思います。

 

古い習慣を化石化して、

負の遺産として残さないように

 

事は、食材の名称表記の事だけじゃないのよ。

料理のやり方とか、

こうでないといけない的な思い込みとか。

 

当たり前だと思っていることに、きちんと向き合って見直して

今の時代に順応していく努力をしないとね

 

私も、声を上げて

無理なく、変化していける方法を発信していかなくっちゃ。

まだまだ、自分に与えられた役割がある。

 

 

2023年2月8日とら

お腹すいたなぁ・・・・。

コメント

  1. 八木 より:

    スポンサー名や固有名詞は絶対NGだと言われ続けてきた国営放送ですら、最近では 民放局で放映していたテレビ番組の名前を「懐かしの番組」的な括りで 堂々と番組内で連呼して取り上げていますよね。 時代の移り変わりをヒシヒシと感じます。お料理の世界で 今もなお 昔どなたかが言い出してルールになった事が生きているのは意外です。レシピを見る大多数の人は そこまで神経質になっていないと思うのですが、どうでしょうか?  それと、中華そば売り場でいつも思うのは 「ゆで」と「むし」の二種類があること。頭では分かっているのですが、手に取る時にいつも一瞬 「あれ? 私はどっちが欲しかったっけ?」と手が止まるんですが、私だけでしょうか?  

    1. 奥薗壽子 より:

      料理の世界って、ものすごく保守的ですよね。
      私は、既存のルールはあってないようなものと思って
      平気で自分がいいと思うやり方でやったりしちゃうので
      乾物の料理の戻し方なんか、その部分だけカットされたり、載せてもらえなかった事なんかよくありました。
      今はずいぶん自由になったと思いますが
      それでも、やっぱりまだまだ変えられないものがあるようですね。

  2. はやかわあきこ より:

    今回のお話、すごく共感致しました。
    特に「中華蒸し麵」は、本当に何のことか分からず、写真や映像で見る限りは焼きそばの麵らしいと思ったのですが、焼きそばは中華ではないから、中華ということはラーメンの麵のことかと誤解して、スープのついていない生ラーメンを一生懸命スーパーで探したこともあります。
    奥薗先生のおかげ様で、料理の「こうじゃないといけない」のルールにとらわれずに、柔軟に取り組めるようになりました。先生の乾物の本は私の宝物です。

    1. 奥薗壽子 より:

      やっぱりそうでしたか。
      こういうのって、現実の暮らしにあった言葉に変わることを願いますね。

  3. Amy より:

    全問正解でした。要するに私は旧い(笑)。
    大阪の実家では中華蒸し麺で焼きそばも汁ソバも作っていました。奥薗先生のウスターソースと溶き辛子の焼そば、最高ですね。キャベツがなくても美味しい焼そばができるのは目から鱗、でした。今後も中華蒸し麺の世界を広げてください。

    1. 奥薗壽子 より:

      奥薗流やきそば、気に入ってもらえてうれしいです。
      焼きそば大好きなんで、また紹介しいますね。

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