家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
土曜日の日めくりレシピでドーナツを紹介したのですが
ちょっと説明不足のところがあったので
補足説明させてください。
ドーナツといっても、いろんなタイプがありますね。
ふわふわしているのやら、ちょっと硬めで目が詰まっているのやら
パン屋さんで売っているイースト発酵させたパン生地を揚げたふわふわタイプやら
米粉を使って、もっちりした食感したのやら。
近は、クロワッサン生地をドーナツにしたのや
デニッシュ生地とドーナツ生地を組み合わせたタイプのドーナツも人気ですね。
私の勝手なイメージだと、
ドーナツって、家庭で作るおやつの定番って感じだったんだけど
最近は、そんな風にいろんなドーナツが売りだされたことで
お家で作るドーナツと、買って食べるドーナツと二極化している気がします。
お家で作るドーナツで、最も簡単なのは
ホットケーキの生地みたいなのを、スプーンですくって油の中に入れて揚げるタイプ。
ドーナツ型を使って、型抜きして形を作るとなると
もう少し生地を固めにする必要があります。
ドーナツ型で抜く生地も、ふんわりしたケーキタイプか、さっくりしたクッキータイプか
これもまた、生地の作り方が違うんですね。
だから、ドーナツと一言で言っても、本当にいろいろあるんです。
で、今回私が紹介したのは、さっくりしたクッキータイプのドーナツ。
ドーナツ屋さんで売っているオールドファッションに近いです。
どうして、これかというと、私が一番好きだから。
ふわふわのもいいけど、しっかり食べ応えのある固めのドーナツって
なんか、ドーナツ食べてるーって感じがするんですよ。
(沖縄のサーターアンダギーにも似てますね。実はサーターアンダギーも好き!)
前置きが長くなりました。
先日紹介したドーナツの作り方の補足です。
まず最初に粉類を全部混ぜ、それ以外の材料は材料で混ぜておき
この2つを合わせます。
ここがまず奥薗流というか
こうやって、小麦粉を砂糖とベーキングパウダーをがーっと泡だて器で混ぜることで
ふるったりしなくてもだまにならないのがいいのです。
パウンドケーキや、カップケーキのように生地がドロリと軟らかいものは
ここに、卵や牛乳やオイルを一度にバサッといれて、がーっと混ぜても
たいてい大丈夫なんだけど
今回は、水分量が少ないので、卵とオイルと牛乳はあらかじめ混ぜた置く方がいいです。
そうしないと、卵がうまく生地に混ざりません。
それから、卵の大きさなんですが
このレシピはL玉を想定しているので
MとかS玉だと、ちょっと水分が足りずにうまくまとまらないかもしれません。
なので、小さい卵を使う場合は、オリーブオイル化牛乳を大匙1~2くらい足してください。
ここの説明が不足していました。
すいません。
ボウルで、生地をさっくり混ぜたらポリ袋に移し
袋の上からギュっぎゅっとおさえて、ひとかたまりにしていきます。
この時、袋の上からモミモミするだけでなので
そんなに必死でこねられないとは思いますが
なめらかな生地にならなくてもいいのです。
粉っぽいところがなくなったら、ごつごつしたところが残っていても大丈夫。
むしろ、滑らかになりすぎてない方が、さっくりとしたいい感じの食感になります。
ここも、ちょっと説明が足りませんでした、ごめんなさい。
揚げるときは、低めの温度でじっくり揚げる方が、さっくりといい感じに揚がります。
揚げたてはもちろんおいしいですが
このタイプのドーナツは次の日に食べても、油がべたべたせずに
サクサクのまま食べられます。
粗熱が取れたら、ジッパー付の袋などに入れて、乾燥を防ぐといいですよ。
今回はペットボトルでドーナツ型にぬく方法を紹介しましたが
棒状に伸ばして、両端をくっつけてドーナツ状にしたり
ねじねじにして揚げてもかわいいですね。
最近はコンビニでもドーナツを売り始め
本当に気軽にドーナツを食べられるようになりましたが
だからこそ、お家で作る楽しさ
揚げたてアツアツのおいしさ。
これもまた、至福の時間であり、別次元の贅沢といえるのではないでしょうか。
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3月の週末スイーツは
「ドーナツ」と「里芋おはぎ」
どちらも、お家で作るからこその贅沢と楽しさとヘルシーさがいっぱい。
どうぞ、楽しみながら挑戦してみてください。
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