家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
我が家のトマトも、あとわずか。
最後に残ったのは、青いのとか、ちっちゃいトマトたち。
常温においておくことで、ちょっとは柔らかくなったけど
でも、青いトマトは酸味も強く、ちょっと青臭い味がします。
この青いミニトマトたち。
この子たちを、最後までおいしく食べる!!
これぞ、家庭菜園ならではのだいご味だと思うんですね。
我が家にやってきて、
なんかへたくそな育て方だなあ~と、ミニトマトの方も思っていたと思うんだけど
最後まで、美味しく食べてあげたら、
ミニトマトにしても、まあ、しかたないなあって思うんじゃないかな。
さて、
緑のトマトを料理するというと、私はフライをすぐに思い浮かべてしまいます。
ほら、「フライドグリーントマト」っていう有名な映画があるので
あれがすぐに頭の中に思い浮かんじゃうんです。
あの映画のは、輪切りにしたトマトにパン粉をつけて揚げ焼きにした感じで
実際、私も作ったことがあるけど
スーパーで売っている、ちょっと硬めのトマトでやっても、結構おいしいんです。
それを思い出して、ミニトマトでやってみようと思ったんのですが
ミニトマトが小さすぎて、揚げ焼きにしている間に、炒めものみたいになっちゃって
なんかちょっと、イメージと違う感じ。
そこで、衣をつけてフリット(天ぷらですね)にしてみることに。
割と固めの衣で、じっくり揚げると
外はサクッ、中なとろりで、これは結構おいしかったです。
青いトマトなんで、結構すっぱいので
はちみつとマスタードを混ぜたハニーマスタードにしてみると
これは結構、よく合いました。
でもまあ、こういう揚げ物で食べるのも、
少しならいいけど、繰り返し、たくさん食べたいというものでもないので
青いトマトを一気に使い切れる料理はないかと、更に考えた結果
たどり着いたのがトマト味噌です。
10年以上前に
家庭の医学で、トマト味噌というのを作ったことがあって
それは、みそにトマトピューレと煮干し粉を混ぜただし味噌。
トマトに含まれるグルタミン酸と、煮干しのイノシン酸のおかげで
お湯に溶かすだけで、美味しい味噌汁ができる優れもの。
しかも、これはアルツハイマー予防にもなるのです。
それを思い出して、青いトマトを味噌に混ぜてみたんだけど
トマトが酸っぱすぎて、あまりおいしくないんですね。
それなら、いっそのこと、甘いお味噌にしてみたらどうかと思って、作ってみたのが
今回のトマト味噌なんです。
青いトマトをミキサーにかけてピューレ状にして鍋に入れ
(皮がそれほど固くなかったら、包丁で刻んだり、綿棒でたたいてつぶすだけでも大丈夫)
そこに味噌と砂糖を入れ、火にかけて煮詰めるだけ。
大体の目安としては
ミニトマト100gに対して、みそ大匙2、砂糖大匙2
って感じです。
トマトが酸っぱい時は、もう少し砂糖が入ってもいいかも。
また、ミニトマトが本当に青いやつばっかりだと
ちょっとえぐみが残るので、おろししょうがを少し入れるのもいいかもしれません。
最初びしゃびしゃしていますが、5分も火にかければとろりと煮詰まるので
そうなれば出来上がり。
まずはステイック野菜につけて食べてみる。
おおー、いいですね~!!
次におにぎりにぬって焼きおにぎりにしてみました。
これも、朝ご飯やお弁当にいですね。
厚揚げや、焼きなすにぬるのもよさそうですよ。
さてさて、これで、我が家のミニトマト完食です。
まあ、育て方に関しては、もろもろ反省するところも多々ありましたので
それは、また来年リベンジするぞーっと、新たな闘志を燃やしています。
野菜作りって、なんか楽しいですね。
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