家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
我が家のゴーヤーもいよいよ収穫の時期です。
ゴーヤーといえば、やっぱりゴーヤーチャンプルー!!
ゴーヤーチャンプルーのおいしい作り方って、
ゴーヤー好きな人なら誰でも一過言ありそうですね。
私もゴーヤーチャンプルーにはこだわりがありまして、
まあ、沖縄県民でもないのに、こだわりなんて言うのもおこがましいのですが
我が家のゴーヤーチャンプルーについて、書いてみたいと思います。
まず、豆腐ですが、私は木綿豆腐を、水切りしないで使います。
京都人なので、豆腐のおいしさには、やっぱり思い入れがあって
豆腐って、ある程度みずみずしいほうが、おいしいと思うんですね。
だから、一口大に切って、ペーパーの上に広げて乗せて、表面の水分を切る程度。
合わせる肉は、豚の薄切り肉も食べ応えがあっていいのですが
うちではベーコンを使うことも多いです。
ほら、こういうチャンプルーってスパムが入っている場合もあるでしょ?
そういう意味では、ベーコンやソーセージみたいな、肉加工品を入れると
なんかちょっと、香りとかコクとかがプラスされて、それっぽい感じになるんです。
作り方でこだわっているところは3つ。
1.ゴーヤの炒め方
2.卵を入れるタイミング
3.味付けに薄口しょうゆを使う
1.ゴーヤの炒め方
ゴーヤーをくたっとなるまで炒めてあるチャンプルーもありますが
わたしはちょっと歯ごたえが残る感じで、シャキッと仕上げるほうが好き。
なので、最初にゴーヤーだけを炒めて、取り出しておきます。
肉や豆腐と一緒に炒めると、好みの炒め具合に仕上げるのが難しいので
別々に炒めたほうが、結局は簡単な気がします。
で私は、取り出したところで鰹節をまぶしておくの。
鰹節って、最後に上からふんわりかけたりするけど
鰹節のうまみって、ゴーヤの苦味をマスキングしてくれるし
ゴーヤにまぶしすことによって、
ゴーヤーにうまみがまとわりついておいしくなると思うんです。
2、卵を入れるタイミング
卵って、全部の具材を炒め合わせた後に、じゃーっと回しいれて
全体に卵を絡ませるのが一般的ですが、
それだと、なんか仕上がりが汚くなるし、卵のおいしさも今一つでない気がするんですよね。
そもそも、最後に溶き卵を入れる理由としては
素材から出てきた水分やうまみを、卵で一気にまとめるということらしいのですが
ゴーヤーをそんなにじくじく炒めなければ水は出ないし
豆腐もステーキを焼く感覚でさっとこんがり焼けば、これもそんなに水が出ないので
最後に卵でまとめなければならないほどの水気って、そんなにない気がするんです。
ならば、先に半熟卵を作っておいて、最後に戻しいれたほうが
失敗なく卵が全体にからむし、卵のおいしさも生きると思うんですね。
ゆるーい半熟にして取り出すとき、
卵を溶いていたボウルに戻しいれるのが、
洗い物を増やしたくない、私のこだわりかな。
そうそう、卵のおいしさを生かすために
卵にしっかり味をつけておくのも大事です。
私は、卵2個に薄口しょうゆ小さじ1弱いれています。
塩でもいいんだけど、
薄口しょうゆで味をつけるほうが、香りとうまみが生きる気がして。
3.味付けは薄口しょうゆ。
薄口って、煮物のイメージが強いですが
炒めものに使うのもありです。
最後に、塩コショウで味を調えるところを
薄口しょうゆにするイメージです。
醬油とも塩とも違う、香りのいい、コクのある仕上がりになるんです。
ということで、我が家流ゴーヤーちゃんプルの作り方を
もう一度まとめておくと
ゴーヤを炒めて取り出し、鰹節をまぶす。
半熟卵を作って取り出す、(卵には薄口、または塩で味付け)
ベーコン、豆腐の順に炒め、ゴーヤを戻しいれ、ひと混ぜしたら、最後に卵を戻しいれる。
薄口しょうゆを回しいれて、完成。
薄口を持っていない人は、わざわざ薄口を買ってまで・・・って思うかもしれませんが
よかったら、お試しあれ。
ということで、我が家のゴーヤチャンプルーはこんな感じ。
コメント
ゴーヤー苦過ぎて食べられなかったんですが奥薗先生のレシピでチャンプルー作ったら癖になる苦さでゴーヤーが食べられ好きになりました💞諦めていたゴーヤーを克服できてHAPPYです!
ありがとうございました😆
わーい、うれしいです。
めちゃ、励みになります。
うれしいコメント、感謝感謝。