家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
飛竜頭って、ポルトガル語のフイリョースに感じを当てたと言われていて
よくもまあ、こんな漢字を思いついたなあと感心することしきり。
昔の人は、センスいいなあ。
と、そんなことを考えていたら
そういえば、中国料理に獅子頭鍋っていうのがあったなあ、と思い出し
竜の次は、獅子ってことで、作りました。
もともと、大きな肉団子(ハンバーグ?)を獅子の頭に見立てて
野菜と一緒に煮込んだ鍋なんだけど
大きな肉団子っていうのも、だんだん食べるのがしんどくなってきている今日この頃なので
今日は、ひき肉を減らして半分豆腐をして、あっさりヘルシーに仕上げました。
ポイントは
崩した豆腐に、崩した麩を混ぜて水分を吸わせてから、豚ひき肉と混ぜること。
そうすると、ふんわり柔らかい食感に仕上がります。
豆腐入り肉団子は、以前作ったときに、直接入れて煮込んだら
バラバラ事件になったことがあって
(豆腐の割合も多かったのかも)
あらかじめフライパンで両面焼いてから、鍋に入れました。
その方が、焼き色もついて、香ばしさもアップするし、見た目もおいしそうです。
最初、白菜と肉団子だけで煮て
白菜がくたっとなったら、食べる直前にチンゲン菜としめじを入れます。
白菜は、とろとろのくたくたになった方が絶対おいしいんだけど
それだけだと、見た目がなんだかおいしそうに見えないので
最後にチンゲン菜としめじを入れて、彩と食感をプラスしたというわけです。
味付けは、オイスターソースと醤油を半々で。
仕上げに、ごま油と胡椒で香りづけ。
大きい肉団子は、
一人一個ずつ、お皿に盛ってもいいし
お鍋の中で、お玉で分割しながら取り分けつつ食べるのもいいですよ。
食べ残したら、次の日は、めんを入れてもおいしい!!
竜の頭をたべて
獅子の頭を食べて
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