家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日、読むと書くの講座から帰ってきて
いろんなことを考えました。
この講座を受けると、いつも考えることがいっぱいで
頭の中がカオスになるのが常なのですが
昨日は特に、いろんな言葉が鮮明によみがえり
その一つ一つに立ち止まらずにはおれない状態でした。
私の中で“?”になった最も大きな事は
上手く書けない?って何だろう?
どういうのが上手いと思っているんだろう?
っていうか
そもそも、上手く書けないとよくないのか。
上手く書けないから、教室に通っている。
そうじゃないの?
そういう、そもそもの所に、ようやく考えが及びました。
以前、先生がおっしゃってたんだけれど
3点の人と9点の人がいて
学校だと平均点は6点ですってことになる。
じゃあ全員が6点になればいいかというと
そうじゃない。
いろんな点数の人がいるってことに意味があり
3点の人、9点の人、それぞれに役割がある。
3点の人は9点の人に学んだり、努力したりできるし
9点の人は、3点の人に教えてあげることができ、そこから学ぶこともできる
違うからこそ、生まれる何かがある。
そんな話を思い出しました。
つまりそういう事なんだと思う。
私は、今、書けない書けない、自分だけダメだって思っているけれど
これって、すごく大事なことを学ぶチャンスなんだと思う。
今、これにそっぽを向いてしまっては、
目の前にある、ものすごく大事なことを見落としてしまうところだった。
料理ができる人と、できない人がいる
料理が好きな人もいれば、嫌いな人もいる
時間がなくて作れない人もいれば
手をかけて料理しないと気が済まない人もいる。
いろんな人がいるからこそ
私は今、料理研究家でいられる。
料理ができない事がダメではない
それと同じように
書けない事がダメではない
私が料理で伝えたかったことは何だったのか
上手く作れるようになる事ではなかったはず。
それが必要ないとは言わないけれど
上手く作れるようになるよりももっと大事なことがある
それは、楽しむ心だ
誰かを想う心だ
書くってことも、それと同じように
上手く書くこと以上に大事なことがあるはずだ。
そんな簡単なことに、ようやく気付いた。
なぜ書くのか
書けないのに、書くことがやめられないのはなぜか。
書けないって、何なのか。
上手く書くことになぜこだわるのか。
そもそも、上手く書く必要はあるのか。
まずは、そんなことを考えよう。
考えることがいっぱいだ。
とりあえず、
書こう!!!
考えているだけじゃ、料理はできないからね。
先生、ありがとう。
考える犬・・。
コメント
先生、こんにちは。
けっして先生に向かってアドバイスなんかじゃないですし、私のただの話ですけど☆
実は私 以前から先生が講座でつらそうに思うと そんなになやむ必要ないですよ…って思ってました。でも 強い気持ちで臨んでいるときって だれかにそう言われたからってやめられないのですよね。とくに先生は性格的にそういう人ですし(とお見受けします)☆ 私
昔に先生が書かれたパン作りの大判の本を読んだことがあります。わたし 当時パンを作ったことがなかったんですけど
初めてさんがどんなことがわからないか 悩むかをよく考えられて書かれているのを感じました。発酵に失敗したら… でも大丈夫☆ なんてページもあって。
先生の書かれる文章が私は好きですよ… って心の中での思ってましたよ。私だけなわけでなく たくさんのひと思っていますね。それに先生のYouTube動画で思いますけど 先生は料理不得意な人は駄目とか思ってないですよね。定番の万能〜作り方だって毎回説明してくれて これは初めて見る人はすごい嬉しいと思うんです(毎回見ていてもうれしい☆)
先生はお料理を達成したから 何かをまた白紙から始めたくなっているのかな… とも思いました(白紙とは失礼ですね、でもなんだかそんなふうに感じてまして…)
大きな山を見上げて、”この山に登るぞ” そんな感じが好きというか☆
救いにもならないかもしれないけど 私は先生の書きもの好きですよ☆
うれしいコメント、ありがとうございます。
料理が達成したから、次って言う気持ちは全くなくて
料理を伝えるのにレシピだけでは、伝えきれないものがあると思っているのです。
YouTubeを始めたのは
動画でしか伝えられないものがあると思ったのです。
文字で書かれたレシピだけでは伝えられないものが
動画でなら、わかり易く伝えられると思ったんです。
そういう意味で、
レシピだけでは伝えられないものを伝えるために、言葉があると思っていて
言葉でしか伝えられない思いを使えられるのが文章です。
けれど、なかなかそれが難しく
もっと言葉を磨かなければ、伝えきれないのではないかと自分では思っているのです。
自分の言葉で、伝えきれないもどかしさを日々感じています。
優しいコメントありがとうございます。
まだまだ精進していきますので、これからもよろしくです。
優しいコメント、本当に本当に感謝です。