家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
調布市教育会館というとこで行われた
武者小路実篤の文学講座に出席してきました。
講師は、若松先生です。
以前にも書いたことがあるのですが
高校の時に、武者小路実篤にめちゃハマりまして。
自分でもよくわからないのですが
高校3年生の秋です。
ちょうど今頃の季節。
なんか、急に大学に行くこととが、どうでもよくなって
何のために勉強するのかとか
自分が何をやりたいのかとか
なんだか、急に分からなくなってしまったのです。
学校にも行かず、
部屋にこもって、ずーっと本を読んでました。
一時期、ひきこもりになったのです。
その時読んだのが、武者小路実篤。
なんで武者小路実篤だったのか、自分でもよくわかりません。
でも、すごく心が癒されたことだけは、覚えています。
絵も書も、いろいろ見ました。
特に絵は大好きで
見ても見ても、まだ見つくせないくらい大好きです。
上手に書こうとか、そういうんじゃなくて
対象物に同化していくような感じというのかな
「真理先生」という小説の中に
馬鹿一という画家が出てくるんですが
(登場人物の中で、私の一番のお気に入り)
その馬鹿一って、何かを書き始めるまで、
とにかく見て見て見て、とことん見るんですよね。
武者小路実篤の絵って、馬鹿一に通じる何かを感じるんです。
描かれているものが、物なんだけど物じゃないって言うか
そういう絵を見ていると
なんか、目に見えているような事って
なんか、たいしたことないような事のように思えてくるから不思議。
その感覚って
小説やエッセイの中にも、そこはかとなく感じられて
本当の事は、やってみないとわからない
答えなんてない。
ただただ真摯に向き合ってみる、それだけだ
って思えてくる。
その当時、そんなメッセージを受け取って
つきものが落ちたように、元の生活に戻っていくことになるんです。
今日の講座を聞いて
あの時、自分なりに感じたことは間違っていなかったように思いました。
実は、武者小路実篤とは、もう一つ不思議な縁があって
今年初め、旧ツイッターで、武者小路実篤の絵を見かけたんです。
それは、若松先生のツイッターで
ご自身の教室に飾られている武者小路実篤の絵をアップされたもので
(確かカエルの絵でした)
見るだけでもいいので来てください
というようなことが書かれていたんです。
その直後、
読むと書くの教室で、武者小路実篤の講座があるという事を知りました。
若松先生のツイッターは、よく拝見していたし
読むと書くの教室をやられていることも知っていました。
でも、私なんかが参加できるようなところじゃないし…って思っていたんです。
ところが、、その武者小路実篤の講座は
なぜか、ものすごく参加したくなって
自分でも、びっくりするくらいの行動力で
読むと書くの会員になったのでした。
こういうのって、私ウジウジして
なかなか参加できない方なので、自分でもびっくりでした
大学受験の時と同じで
武者小路実篤に、ものすごい力で背中を押されたのです。
恐るべし、武者小路実篤。
不思議なご縁に感謝です。
コメント
おはようございます。。奥薗先生暖かいお返事ありがとうございました。。何回読んでも泣けてきます。。そうですよね。。必死で生きてる息子を信じて応援してあげなくては。。私は息子の応援団長ですから。。またコメントさせていただきます。。ほんまにありがとうございました😌
人は、自分を信じてくれている人のことを絶対裏切れません。
息子は、絶対かあちゃんを裏切りません。
かあちゃん頑張ってるからね。息子も頑張ってるからね。
大丈夫。大丈夫。
毎日HP楽しみに拝見しています。長年のファンで、今でも万能むね肉のレシピ(ソテーやスープにします)は週に何度も食卓に登場しています。
昨日の方のコメントと言い、本日の高校3年生の時の奥薗さんのエピソードと言い、現在の私の状況にドンピシャなんです。
本当に胸に染みます・・・。いつか、子育てやご自身の学生時代のエピソードに特化した御本を是非、出していただきたいです!!
コメント、ありがとうございます。
万能鶏むね肉も作って下さって感謝です。
生きていると、いろいろあります。
これからも、読んでいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくです。