家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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今日は、朝から家庭の医学の収録です。
昨夜から、きちんと準備してきたので
一応、自分なりには、不安要素はなかったのですが
それでもやっぱり、おいしく食べてもらえるかなあ？というのはずーっと心の中にあって
実際に作って、撮影が終わるまでドキドキします。
けれど、今日も、やっぱり、スタッフの皆さんが
大いに盛り上がって、おいしいおいしいとたくさん食べてくださったので
そのたびに、ほっと一安心。
正直、本当にたくさんのやさしさに守られています。
本当に恵まれています。
また、こんな温かいスタッフの皆さんのおかげで成長させてもらっています。
感謝感謝。
さてさて、こんな幸せな日にふさわしい夕飯は
ホタテとグリーンアスパラの磯辺炒め
実は、北海道の知人が送ってくれたもの。
ホタテは、お刺身もおいしいのですが
私は、貝はさっと加熱した方が好き。
加熱した方が、貝本来のうまみや甘みをより強く感じられる気がするんです。
さすが北海道直送のいいホタテなので厚みも大きさも、普段目にしているものよりはるかに大きく
これをこのまま焼くのは大きすぎるし
かといって、半分に切るのももったいないし
というわけで、考えた苦肉の策は
ななめ切りです。
ホタテの大きさもそのまま
パッと見は厚さも大きさもそのまま
肉厚な部分にかぶりつく楽しみを残しつつ
一つが2切れになるので、ちょっと得した気分。
厳密にいうと、肉厚な部分と薄いところで、火の通りが違うので
斜めに切った身の薄い部分に火が通りすぎるリスクもあるのですが
そこのところは、生でも食べられる鮮度のいいホタテ
身の薄い方を基準に火を通し
分厚い部分はちょっとレア気味に仕上げるというわけです。
ホタテに合わせるのは、今が旬のグリーンアスパラ！！
この二つは、まさに出会いものというか、相性ばっちりです。
炒めるときは、一緒に炒めてしまうと
火の通し具合が、かえって難しくなるので
グリーンアスパラを先に炒めて、いったん取り出し、
空いたフライパンにニンニクをオリーブオイルを入れて香りを出し
そのいい香りが移ったオイルで、ホタテをさっと焼いてから、グリーンアスパラを戻しいれるんです。
一見難しいように見えますが、この方がうんと簡単です。
味付けは、醤油！！
さらに、今日は、娘が買ったバターが残っていたので
バターを最後に入れて、醤油バター味に。
くーっ、バターの香りって、食欲そそるわー。
あっ、私はバターを使うときは
オリーブオイルで焼いておいて、最後に香りづけにバターを入れるんです。
その方が、焼くときに焦げにくいし、バターの香りもしっかり残るように思います。
それから、最後に手でちぎった焼きのりを入れて一混ぜ。
のりの香りとホタテのうまみが、またまためちゃめちゃ合うのです。
器に出し、食べるときにワサビを好みでつけながら食べます。
昔は、ワサビ醬油を回しかけてたんですが
食べるときにホタテに少しつける方が、ワサビの風味が生きるんです。
ホタテ、グリーンアスパラ、醤油、バター、焼きのり
うひょひょひょひょ、言うことなし、完璧な取り合わせでございます。
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